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消風散-咽源性咳嗽

咽(喉)源性咳嗽は冬春季節の変わり目に特に頻発する。主症は咽痒,干咳無痰や白色の稀痰が少量。陣久性の呛咳で,飲水によって暫時緩解する。咽部の検査では充血が見られる。

消風散加減(荊芥・防風12 蝉蛻10 当帰12 生地15 石膏20 知母10 牛蒡子9 苦参・杏仁・桔梗10 赤芍15 炙甘草10)

咳して少量の白稀痰があれば,-石膏、知母,改用半夏10 車前子20;咽痛+金銀花20 連翹15;陣久性咳嗽+柴胡9 黄芩10。

討論:消風散は《外科正宗》にあり,風毒の邪が人体に侵襲し、湿熱と相い搏ち肌表に鬱して腠理で風疹、湿疹等の皮膚病になるものを主治する。
筆者は方中の祛湿を担う蒼朮、木通と潤燥を担う胡麻仁を除去し,其の祛風清熱的功効に注目し,桔梗を加えて利咽とし;杏仁を加えて鎮咳とし;赤芍の活血を加えて,清咽利喉,疏風止咳の方としている。
《河間六書・咳嗽論》に謂わく:“寒、暑、燥、湿、風、火の六気は,皆人をして咳嗽せしむ。”
風は六淫の首で,人体に侵入し易し。咽源性咳嗽の特徴は“痒”の一字に集中され,痒は風より来ており,止痒するには必ず先ず祛風しなければならない。
方中の荊芥、防風、牛蒡子、蝉衣は祛風して散邪する。風は陽邪で,且つ病久しくなれば鬱して熱を生じ易い;石膏、知母、苦参は清熱瀉火を担う。
“治風には先ず治血を”“血行れば風自ら滅す”故に生地、当帰、赤芍で和営活血する。諸薬の配伍で,清咽利喉,疏風止咳となる。
消风散化裁治疗咽源性咳嗽 !" 例 より

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