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三叉神経痛と薬枕

頭は諸陽の会、精明の府であり,気血は皆上り頭部に聚まる。頭と全身の経絡兪穴とは緊密に相聯している。中薬枕を使用すれば薬物を直接頭部に作用させ,治病祛邪,平衡気血,調節陰陽をすることが出来る。
主要なる血管には頚外動脈、頚内動脈、椎動脈と相対応する静脈や其の分支がある。神経には枕大神経、枕小神経、耳大神経、頚皮神経、鎖骨上神経、面神経、動眼神経、迷走神経頚部、面神経頚支、交感神経頭頚部、舌咽神経の副交感神経等がある。

薬枕例
蝉蛻10 木賊・悪実(牛蒡子)12 川芎15 官桂8 牡丹皮15 赤芍薬22 大棗18枚 延胡索20 天漿殻(ガガイモ果実)10 絲瓜絡16 満天星(カスミソウ)22 楓香脂(フウ)8 僵蚕15 天麻12 防風18 白芷・細辛12 胆南星15 烏梅8 天門冬15 款冬花12 芦根35 地竜10 熟地黄18 薫衣草(ラベンダー)20
 ※薬枕の枕芯中の薬物は8~12ケ月間ほど薬効を持続する。

天漿殻(ガガイモ果実):咸,平。化痰,止咳,平喘。咳嗽痰多,気喘,百日咳,麻疹透発不暢,発熱 咳嗽に用いる。

絲瓜絡(ヘチマの繊維):味甘,性平。入胃,肺,肝経。有祛風,通絡,活血,下乳的功効。痺痛拘攣、胸脇脹痛、乳汁不通,乳癰腫痛に用いる。

満天星(カスミソウ):性平,味苦。清熱利尿,化痰止咳。急性黄疸型肝炎,急性腎炎,百日咳,尿路結石,脚癬,帯状皰疹,結膜炎,丹毒に用いる。

楓香脂(フウ):辛、微苦,平。帰肺、脾経。活血止痛,解毒生肌,凉血止血。跌撲損傷,癰疽腫痛,吐血,衄血,外傷出血に用いる。

薫衣草(ラベンダー):健胃、発汗、止痛の功効があり,傷風感冒、腹痛、湿疹を治療する良薬である。薫衣草は"百草の王"と称され,香気は清新優雅で,性質は温和である。鎮静,舒緩,催眠作用を有する。
緊張した情緒を緩め、鎮定心神,平息静気,傷口を愈合し,疤痕を去る。控油は,再生,消炎,修復に。

病例:曹女士,54歳,2016年2月6日来診:
三叉神経痛に患り14ケ月,上顎に刀割様の疼痛があり,毎次発作時間30秒ほど続き,一日に一二回発作があったが,だんだん増加して今は一日に五六回発作がある。疼痛は忍び難く,精神は抑鬱し,面容が憔悴している。
薬枕を使用して,以上の症状は25日で緩解し,30日で消除した。
一种治疗三叉神经痛的药枕 より

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