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下肢の慢性湿疹

蘇某,男,35歳。2008年9月2日初診。
下肢の皮膚瘙痒を患って10余年,時に軽く時に重い。春秋の天候の変り目に重くなり,下肢の内側の皮膚には紅色の粟米状の疱疹が散在し,膚色は潮紅,抓痕を伴い,滲出、脱屑あり,局部には皮膚増厚、硬結があり,舌尖紅く,苔薄黄で微膩,脈浮弦で略数。
弁証:湿熱内蘊,風邪外襲
治法:清熱祛湿,疏風活血

蒲丹飲加減(荊芥・防風10 蝉蛻6 蒲公英・紫花地丁15 丹皮10 赤芍・苦参・土茯苓・地膚子・生甘草15),14剤。

9月16日二診:皮膚瘙痒は減軽し,疱疹も減少したが,局部にはなお皮膚増厚、硬結があり,舌淡紅,苔薄白,脈滑。
上方+夏枯草30 連翹15,継服14剤。

9月30日三診:四肢の皮膚瘙痒は明らかに軽減し,疱疹の数量も顕著に減少し,硬結は消褪し,舌淡紅,苔薄白,脈略弦。続いて上方加減で調理する。

按:風は陽邪で,善く行り数しば変る,故に皮膚は瘙痒となり,走竄して定らず;湿熱が鬱積し,肌膚の気血が瘀滞する,故に皮膚は潮紅し,甚しくは増厚、硬結する;湿は陰邪で,其の性は趨下する,故に患処は下肢に発し,滲出し脱屑する;舌尖紅く,苔薄黄で微膩,脈浮弦で略数,皆 湿熱内蘊,風邪外襲の象なり。
皮膚が掻抓を反復し,増生して厚く変り,硬結を形成する重症には,楊牧祥老師は夏枯草を重用し,連翹を配伍し,清散鬱火,解毒散結の功効を以って対応している。
湿疹案 杨牧祥验案选析(4)より
于文涛 河北医科大学中医学院 史奎竹 河北省新乐市中医院

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