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前立腺肥大-桂枝茯苓丸加味

李某,男,68歳,2009年10月7日初診。
小便不暢となり,時には五日も尿閉が続く。医院外科で,前列腺肥大と診断された。前医は補腎、利水通淋の品で治そうとしたが,効が無かった。
初診:小腹が急痛し,小便が滴瀝として不暢,精神は倦怠し,飲食不佳。舌淡で苔薄白,脈沈眩。前列腺肥大とは癥塊である。活血化瘀によって治すことにする。

桂枝茯苓丸加味(桂枝9 茯苓・桃仁12 丹皮・赤芍9 肉苁蓉・川牛膝10 紅花9 益母草18 沢蘭葉9) 5剤。

二診:薬后に小便が自然に排出し,スムーズだった。
前方+黄芪30,以って助気行瘀とする。再進すること5剤で,薬后に小便が通暢した。

按:桂枝茯苓丸は《金匱要略》の方で,原文は“婦人宿有の癥病”を治すである。今 前列腺肥大に用いたが,これは男子の所患である。中医では癥病と称し,癥病とは瘀血の為す所,故に桂枝茯苓丸加減を投じ,以って其の血脈を通じ,其の癥塊を化し,利尿の品を加えて,癥塊を消失せしめて,小便自利となった。若し利尿の品だけを用いておれば,反って効を取り難かっただろう。
桂枝茯苓丸治前列腺肥大 より
王金亮 山西平遥中医院
※子宮筋腫と前立腺肥大は類似している。

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