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帯状疱疹-板藍根

中医学では“纒腰火丹”、“蛇串疱”、“蜘蛛瘡”等と称し,多くは湿熱毒邪の内蘊が,肌膚や経絡を侵犯したものである。
板藍根は味苦,性寒。心、肺経に入る。清熱、解毒、凉血の功を有し,癰、腫、瘡、毒 等の火毒熱証を治療する要薬である。
《分類草薬性》:“諸毒悪瘡を解し,散毒去火する。”
《本草便読》:“清熱解毒,辟疫,殺虫。”
《現代実用中薬》:“板藍根は清凉、解熱、解毒剤で,丹毒、産褥熱 等に用いる。”
臨床では流感、流脳、乙脳、肺炎、丹毒、扁桃体炎、痄腮、熱毒発斑 等の治療に多用され,現代薬理研究では抗菌、抗病毒作用を実証している。

筆者は大量の板藍根に,大黄牡丹湯の泄熱破瘀,柴胡の舒肝解鬱、達表散邪,蜈蚣の祛風、攻毒散結を配し,帯状疱疹を多例治療し,療効が頗る佳かった。

患者,王某,35歳,2010年4月5日初診。
患者は5日前から右脇肋に刺痛を自覚し,毒蜂に刺傷されたと思っていた,皮膚には未だ異常は見られなかった。昨日から右脇肋の疼痛が加重し,并せて右肋に簇状で米粒大の小血疱疹が出現した。
初診:疱疹は帯状分布を呈し,局部が発紅し,焼灼感,刺痛あり,夜間が甚しく,冷風に吹かれると好転し,心煩易怒を伴い,大便は干結し,舌質紅く,苔薄黄,脈弦数。

大黄牡丹湯加減板藍根40 柴胡10 大黄・芒硝6 丹皮・桃仁・冬瓜仁10 蜈蚣研冲3条) 3剤。

服薬后 疼痛は軽減したが,なお局部が発紅している。
継いで上方+連翹20,5剤の后 疼痛は除かれ,疱疹は結痂した。更に再服すること5剤で,痊愈した。
重用板藍根治帯状疱疹 より
魏磊 河北省清苑县中医院

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