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便秘一半夏瀉心湯

曹英信医案:劉某,男,9个月。
半年来の大便秘結で,羊屎の如し。毎週 蜂蜜一斤(500g)を使って灌腸しないと,塞路は開かない。
私がそれに対して半夏瀉心湯を投じたというと、ある学生が質問して:“半夏瀉心湯が下利を治すのなら解るが,どうして便秘を治せるのか?

私日く:“其の脘部を按じたところ満脹が甚しく,舌は淡で潤い,苔白く厚い。これは胃不降,脾不升である。若し升降の理に暗く、これに攻剤を用いれば,脾気は更に損い,脹は益々甚しくなるだろう。半夏瀉心湯にて気機升降を調えるべきである。“
7剤を服して,大便はもう燥結しなくなり,毎日一行ある。(陝西中医1985;<12>:546)

按語:泄瀉とは脾升不足が主であり,便秘とは胃降不足が甚しいからである。升げるへきを升げなければ,降るものも降らない,みな升降失調だからである。本方が便秘を治したのは,気機を調えたからである。脾気(陽)が運化すると,脾津(陰)が充盈し,陰陽が協調したので,気足津充の結果,便が潤いを持ったのである。
曹老先生の告誡:凡そ便秘に遇ったら詳辨細思して,其の根源を求めよ,急いで攻下してはならない。
半夏泻心汤九、便秘 より

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