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新型コロナ予防薬

新型コロナウイルス肺炎について、四川省中医薬管理局から新型冠状病毒肺炎中医葯予防建議処方なるものが発表されました。
それによると、普通人・体弱人・児童に分けられており、それぞれ次のような処方が挙げられています。

普通人予防:金銀花・連翹・防風・薄荷・藿香・生白朮10 冷水浸泡30分、5分間煮沸、2次。
体弱人予防:黄耆15 連翹・防風・薄荷・藿香・生白朮・枳殻10 冷水浸泡30分、10分間煮沸、2次。
児童予防:金銀花・連翹・荊芥・薄荷・板藍根・芦根・藿香10 香気大出、即取服、勿過煮。

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所感2

ゆえあって薬局を廃止することになり、蔵書の整理が済み、今は在庫の整理をしています。今日は日頃余り使わない薬草を廃棄処分します。
例えば、玫瑰花・通草・李根皮・黄薬子・千年健・良姜・橘核・珍珠母・赤石脂・代赭石・禹余粮・五霊脂・老鸛草・伸筋草・烏賊骨・海蛤・・・。廃棄は何日も続くでしょう。
まったく、昔は良かった! こんなのが薬局で使えたのだから。今は薬局製剤漢方として認められている216方のみです。しかもイチイチ製造許可を取らなければならなくて非常に面倒なため誰もやらない。

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所感

昭和45年、私が30歳の時に氷見で漢方専門薬局を開業し、それから50年以上たちました。昭和の年代はかなり自由に漢方薬局で処方が組めました。しかし今では薬事法で決められている「薬局製剤」の漢方処方しか作ることは出来ません。人口が多かった頃は顧客も多く、無我夢中の成壮年期を過ごしてきました。日本漢方から中医学への転換もありました。どっと流入してきた中医学書のなかで悪戦苦闘した毎日でした。みな楽しい思い出です。しかし人口が減り、今では相談客も殆どありません。私の役割は終わったようです。
丁度息子たちと同居することになったので、今の薬局を閉鎖解体して住宅にすることになりました。それで今回の蔵書分配となった次第です。今後は隠居をして余生を漢方研究に捧げていきたいと思っています。

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蔵書目録

(中文)
太平和剤局方 上下 燎原
傷寒論輯義 多紀元簡 出版科学総合研究社
金匱要略輯義 多紀元簡 出版科学総合研究社
中医証候鑑別診断学(2版) 人民衛生出版社
中医症状鑑別診断学 人民衛生出版社
江蘇新医学院編『中葯大辞典』全3巻 人民衛生出版社
『中医方剤大辞典』全11巻
医方類聚 6巻 浙江省中医研究所

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連蘇飲3

李某某,女,26歳,工人。
既往症に胃痛病史が10余年ある。2日前に受寒した后 胃脘不適を感じ,清水を汎吐した。食欲不振となり,来診時は面色白く,神倦懶言,四肢不温,舌質胖大で辺に歯痕あり,苔白潤,脈細微弦。
導師単兆偉教授の辨証:脾胃虚弱,復感寒邪,寒凝気滞,胃気上逆。
治法:温胃散寒,和胃止嘔。

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連蘇飲2

2.病案挙例
例1.湿熱嘔吐
劉某,男,10歳,2002年6月18日初診。
代訴:発熱して嘔吐を伴うこと3日。天気が酷熱であったためか,飲食が腐っていたのか嘔吐になった。
初診:微熱で汗出あり,嘔吐が頻頻とし,舌苔は薄膩で微黄,脈弦滑数。
弁証:湿熱嘔吐

連蘇飲(黄連2 紫蘇葉3)搗碎して,熱水にて冲泡し茶飲する。

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連蘇飲1

1.連蘇飲治嘔の理
連蘇飲は薛生白の《湿熱病篇》にあり,“湿熱証で,嘔悪が止らず,昼夜癒えず,死にそうになるのは,肺胃の不和で,胃熱が肺に移ったからであり,肺自身は邪を受けていない川連三四分,蘇葉二三分,両味を煎湯にして,すすれば直ぐに止る。”
此の方の薬量は甚だ軽く,総計一銭にも足りない。
王孟英曰く:“此の方薬は両味に止り,1銭にも及ばない,上焦を治すには小剤で宜しく,また軽薬こそ重病を愈すことが出来る,いわゆる軽が実を去る也。”

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六味小柴胡湯3

案3 過敏性鼻炎
瞿某,男,14歳。2009年1月9日就診。
主訴:2年前から鼻塞,流涕,噴嚏があり,この3月間は重くなってきた。毎日晨起きると鼻塞,流涕,噴嚏の発作が,1時間続く。花粉、寒冷、魚蝦 等の刺激で重くなるので,ずーっと抗アレルギー剤のスプレーで治療している。
初診:鼻塞,噴嚏,濁涕が少しあり,晨起が尤もひどい;頭痛は,両太陽穴の辺りが主で,汗出,咳嗽,痰量は少ない;食欲、睡眠は普通で,大便は稀,気味が薄い。面色は暗く,体格は中等かやや痩せ型,舌質は淡紅,苔薄白,脈偏浮。
弁証:太陽少陽の同病

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