« 六味小柴胡湯2 | Main | 連蘇飲1 »

六味小柴胡湯3

案3 過敏性鼻炎
瞿某,男,14歳。2009年1月9日就診。
主訴:2年前から鼻塞,流涕,噴嚏があり,この3月間は重くなってきた。毎日晨起きると鼻塞,流涕,噴嚏の発作が,1時間続く。花粉、寒冷、魚蝦 等の刺激で重くなるので,ずーっと抗アレルギー剤のスプレーで治療している。
初診:鼻塞,噴嚏,濁涕が少しあり,晨起が尤もひどい;頭痛は,両太陽穴の辺りが主で,汗出,咳嗽,痰量は少ない;食欲、睡眠は普通で,大便は稀,気味が薄い。面色は暗く,体格は中等かやや痩せ型,舌質は淡紅,苔薄白,脈偏浮。
弁証:太陽少陽の同病

六味小柴胡湯+桂枝湯(柴胡10 黄芩・清半夏9 干姜・五味子・生甘草6 桂枝・白芍10 小紅棗5枚),5剤。

薬后に晨起きの鼻塞、濁涕は消え,噴嚏の回数は1~2回に減少した。発作の無い時には桂枝湯を服用させ,発作がある時だけ前方を与える。

按:患者の面色は暗く,形体が中等で略痩せ,平素から汗出が多く,しばしば頭痛,鼻塞,流涕,噴嚏があり,脈搏は浮いている。是れは典型的な桂枝湯方証である。体質から看て桂枝湯を長期に運用すれば良いタイプである;アレルギー体質,咳嗽,大便稀で,気味が薄いのは,六味小柴胡湯の方証である。治療には両方を合用し,体質と疾病を同時に調理して一定の療効を得た。
六味小柴胡汤妙用3则 より

|

« 六味小柴胡湯2 | Main | 連蘇飲1 »

治験」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 六味小柴胡湯2 | Main | 連蘇飲1 »