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連蘇飲1

1.連蘇飲治嘔の理
連蘇飲は薛生白の《湿熱病篇》にあり,“湿熱証で,嘔悪が止らず,昼夜癒えず,死にそうになるのは,肺胃の不和で,胃熱が肺に移ったからであり,肺自身は邪を受けていない川連三四分,蘇葉二三分,両味を煎湯にして,すすれば直ぐに止る。”
此の方の薬量は甚だ軽く,総計一銭にも足りない。
王孟英曰く:“此の方薬は両味に止り,1銭にも及ばない,上焦を治すには小剤で宜しく,また軽薬こそ重病を愈すことが出来る,いわゆる軽が実を去る也。”

何故に“肺胃不和,胃熱移肺,肺不受邪”と云うのか? 此の機理を知るには,薛氏の湿熱証の正局と変局の伝変を理解しなければならない。
薛氏が云う正局とは,脾胃に重点がある湿熱証である;そして変局とは,湿熱が蘊久して壮火に化し,少陽三焦へ外達し,厥陰風木へ内竄したものである。胃中の湿熱が化火すると,その鬱火が解けるには,必ず裏より表に達しなければ透解できない
胃の表とは何か? 薛氏曰く:“太陰の表は四肢也;陽明の表は肌肉也,胸中也。”
胸は清昿の野にして,肺の居所なり。肺の外は皮毛に合し,上達して鼻へゆき,外界と相い通ず。肺の主気は胸に居り,胃熱が透達するには,必ず胸への道を假りて解す,ゆえに胃熱は肺へと移る。然し肺気が不宣であれば,外達の路は通らず,火熱の邪は胃に還る,胃熱が透達できないので,胃気は上逆して嘔吐となる。
李士懋应用连苏饮治疗呕吐经验 より

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