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新型コロナ予防薬2

湖南中医薬大学の国医大師である劉祖貽らの専門家が率先して次のような漢方処方を提唱しています。

【方剤】
1号方(生黄芪15 白朮・連翹・山銀花9 藿香・石菖蒲・防風・甘草6)

2号方(黄芪30 山銀花15 陳皮9 大棗5枚 甘草7)

【解読】
1号方:黄芪は甘温で,脾肺の気を大補し,体表の衛気を固める,君薬である。
白朮は健脾益気で,君薬を助けて益気固表し,腠理を固密にする,臣薬である。
防風は辛温で,表に走り祛風除湿し,且つ脾中の清陽を升げる。黄芪に配伍すれば益気により邪を抑え,表を固めても邪は留めず,邪を祛っても正気を傷つけず,白朮に配伍すれば健脾和胃となり,且つ脾経の引経薬となる。東垣曰く“若し脾胃を補わんとすれば此れに非らざれば引用する能わず”,脾気が旺んなれば肺気は充足する;藿香・石菖蒲は辛温芳香で,在表の風寒湿邪を解するし,また在裏の湿濁を化し,且つ辟穢和中にあたる;連翹、山銀花は辛凉で,辛凉透邪により,清熱解毒の効があり,また芳香辟穢の功を具えて,共に佐薬となる。
甘草は諸薬を調和し,胃を護り中焦を安んじ,また黄芪・白朮と合さり衛気を高め体表を固実にして,佐使となる。
諸薬の配伍により,肺衛を固め,肌腠を実し,脾胃を健にし,湿濁を化し,穢気を辟け,熱毒を解することができる。
全方にて補の中に散を寓し,散じても正気を傷つけず,補っても邪を留めず;温の中にも清あり,温めても熱を助けず,清しても陽気を傷つけない。共に益気固衛,健脾和胃,辟穢化湿,清熱解毒の功を奏する。

2号方:陳皮は辛苦で性は温,理気健脾,和中燥湿,黄芪と合さり能く健脾の功を助け,また補薬を滞らせない,東垣曰く“人は脾胃を以って主とし,治病は調気を以って先とす,如し調気健脾を欲するなら,橘皮の功がトップに来なければならない”,これが臣薬である。
大棗、甘草は益気健脾で,黄芪と合さり益気実衛固表の功を強め,甘草と共に佐使となっている。

【適応人群】
1号方:健康な成人の予防薬,3~5日間連服する。
2号方:体虚で感冒にかかり易い者や老人・児童の予防薬,5~7日間連服する。

【煎煮方法】
一日一剤,水煎,煮沸したら弱火で30分間,薬液を濾過したら,もう一度水を加えて,20分間煮沸して二番煎じを取る,両液を合せて,二回で服用する。

【服用禁忌】
扶正御邪が狙いなので,服薬は食后に温服とし,食物中の営養分と一緒に吸収させる。
妊婦には禁用。服薬時は豆類・肉類・生冷のもの・消化しにくい食物を避ける。

【貯蔵方法】
煎じた薬液は冷蔵庫で保存し,服用時に温めて飲む。
太全了!新冠肺炎中薬預防方,您想要的都在這 より

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