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無症状の新型コロナ

新型コロナで無症状の人と発症する人とは何が違うのか?
下記の寄稿には次のような一文がある。
「新型コロナは、手を触れたりして物を介して感染すると上気道で発症し、エアロゾルで感染すると下気道・肺胞でで発症すると考えられる。物を介するとは手が鼻粘膜を触ったりする場合であり、ウィルスが上皮細胞に活着する数は比較的少ないが、エアロゾル感染だと直接に肺胞まで届くので、その100倍以上も感染しやすい。」

だとすると、(A)物を介する上気道感染 では無症状の場合もあるかも知れない。(B)エアロゾルで感染する下気道・肺胞での発症 だと相当酷い目に会う。

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新型コロナの中薬三方

我が国へ伝聞するのでは、新冠肺炎に対する中葯処方で中国で成果を上げた事で最も有名なのは「清肺排毒方」でしょう。しかし中国では他にも沢山の処方が使用されました。なかでも「三方三薬」が有名です。三薬とは,連花清瘟胶囊・金花清感顆粒・血必浄注射液のことです。三薬とは次の三処方のことです。
三処方は各々別の地区で生まれ、使われました。だからその組成内容もかなり違います。わが国ではどれが使用できそうか並べてみました。

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新型コロナと三方三薬

「新型コロナが膜原に伏し,肺と脾の二臓を傷害する」との見解の元に、中国では膜原つまり三焦から如何にして邪を除くかを考えて、「三方三薬」なる処方と製剤を発表し実効を挙げました。
膜原とか三焦とか、あまり聞き慣れない治療法に思いますが、実は有名な小柴胡湯がそれなのです。
『傷寒論』に次のような条文があります。

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新型コロナの重症化について

正虚邪陷の患者が重症化する

●患者の症状は最初から乏力・倦怠で咽喉不適・口干というのが多かった。

●本病は熱勢が纒綿としており,熱邪が長引くと極めて耗気傷陰し易い,往々にして病情が突然重くなり,正虚邪陥の情況を出現する。

●COVID-19 の特徴として,虚人が感受すると予後は悪く,容易に邪毒が内陥して,内閉外脱という危侯を現した。こういう内虚外感の時には中医では歴来 扶正解表の治療法をとる。もし虚人を扶正せず外邪を除き表解できなければ,邪気は極めて容易に深く陥入して重症となる。

●患者の多くは温病の衛分証であり,一部の患者は気分証であった。多くは発熱が7日前後と長く,それは葉天士のいう“気病が血分に伝わらないと邪は三焦に留まる”という情況と似ている。なぜなら患者の舌苔はみなある程度の膩苔があり,舌苔厚膩者が多かったからである。本病は進行すると湿熱証が多くなった。

●透邪解表の対策として:蜜炙麻黄を用いて生麻黄は用いなかった。宣肺を取り辛温発汗は取らなかった,且つ用量は多過ぎないようにした。もし風寒を兼ねていれば荊芥・防風などの辛潤薬を配伍した。

解表法在新型冠状病毒肺炎中的应用分析 より
※ここにも「邪は三焦に留まる」とあり、三焦への着眼はかつて日本漢方には無かった観点である

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新型コロナの漢方予防薬

中医の所説では“邪の湊アツマル所,其の気必ず虚す”といい、外邪が集まってくれば人体の正気(抵抗力)は必ず不足するものなのです。
中国で発布された方案を紹介します。

《湖北省新型冠状病毒感染的肺炎診療方案(試行第一版)》発布,其中公布新冠病毒的中医預防方案:

防新型冠状病毒感染的肺炎一号方
蒼朮3 金銀花5 陳皮3 芦根・桑葉2 生黄芪10

防新型冠状病毒感染的肺炎二号方
生黄芪・炒白朮・防風10 貫衆6 金銀花・佩蘭10 陳皮6

中国工程院院士、国医大师王琦开出预防新型冠状病毒感染的肺炎中药方 より
※わが国でも漢方薬局を通じてこの処方が出せるように出来ないものか。

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気陰両虚とコロナ

また岡江久美子さんが新型コロナの犠牲になった。
放射線治療を受けていた由、あれは人体の気陰両方を消耗する。やはり03/26の facebook 漢方/中医学 で指摘したように、温病発生の基本的条件は「津気損傷・腠理疏鬆・衛外不固」である。糖尿病や高血圧なども気陰両虚が多く同じである。

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特別講座から得たもの

仝小林院士の特別講座で興味深かったこと。
・新型コロナの病因はウィルスだと解っても治療法が分からない。そのためには病機が分からなければならない。しかし過去の経験と歴史の中から、「邪が膜原に伏している」ところまで明らかにし、それに対する「一疫一方」が研究されたこと。
・湯液を大鍋で27000袋も煎じて5万人に与えたこと。
・中医学チームが680人も居たこと。
・すぐに製造化し、中葯顆粒剤を70万人分も作ったこと。
・感染初期こそ特殊処方が必要でも、後半は従来の傷寒・温病・温疫の薬が使えること。
・重症化した人が430人中1人も出なかったこと。
・基礎疾患や体質によって化熱・化燥・傷陰すること。(重症化)
・しかし中葯組では回復期から陽性転化したのが僅か 2.8%に過ぎなかったこと。(対照群は 15.8%)
※ニューヨークでは、一度治って退院後にまた再発するという復陽(再陽性化)が問題になっています。わが国でも退院後のサポートを問題視しなければならない。中国の回復期の処方を参考にして竹葉石膏湯エキスなどに注目したい。

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COVID-19の実態

新型コロナが初めて国内に報道された時、一番不思議だったのは下痢や舌苔白膩があるのに干咳で呼吸が苦しいことだった。胸水でもあるかというとそれも無い。どう見ても湿性疾患なのに干咳無痰というのは燥病の症状である。この矛盾をどう説明するのか?
それがようやく仝小林院士の特別講座で分かった。
「この疾患は,口と鼻から直接裏に入り,邪が膜原に伏し,主に肺と脾の二臓を傷害し,心・肝・腎に影響を与えます。」
外邪は膜原に入っていたのだ。膜原とは横隔膜間・半表半裏の分界のことで、津気運行を主る三焦のことである。三焦が不利になれば当然 津液は巡らず、痰の無い干咳となるわけだ。まず三焦が不利になるのだから、当然 水の上源であるが病んで「早期には鬱肺,中期には閉肺」となるのも分かる。これが呼吸症候を主症状とするCOVID-19の実態である。
実態が分かれば対処の仕方も分かる。初期に食い止めることが出来れば、重症化は起こすこともない。すなわち治法は膜原への引薬と宣肺化湿にほかならず、「寒湿疫方」はよく考えられている。そのまま真似をするのではなく、我が国の三因(季節・土地・体質)に合わせた新しい処方を考え出さなければならない。

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COVID-19中医方案より6

中期(進展期)
確診病例の早期治療が出来なかったもの。
葉天士は《温熱経緯》で説いている“陽旺の躯では,胃湿が恒に多く,陰盛の体では,脾湿が多い,然し化熱すれば一つである”と。湿性濁毒の留恋が長引くと,肺気が鬱閉する,或いは感染患者の体質の陰陽状態が異なったり,或いは治療が不当であると,湿性濁毒が転化して,変証が蜂起する。COVID-19肺炎の重症階段で現れる。

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新型コロナの自宅治療

新型コロナにかかっているか罹っていないかは判らないけれど、なんだか咽が痛いとか、怠ダルくてしょうがないとかあって、医学観察期ではないかとの疑いがある人は自宅療養をするでしょう。そんな時はどうしていますか?売薬やドラッグストアで何か薬を探したりするのではありませんか?
ちょっと咽が痛いから用心のためにという人には銀翹散(ぎんぎょうさん)という漢方薬を薦めます。これには温病初起の「上気道の風熱」を解消する作用があります。
ただ何となく怠いだけで、若しかしたらコロナかな?と思ったら藿香正気散(かっこうしょうきさん)という漢方薬を薦めます。これは夏カゼや二日酔いの急性胃腸炎や消化器系の風邪薬にも使えます。
てんてこ舞いをしている病院へ行って長い間待たされるよりも、自宅治療を一度試してみて下さい。薬局やドラッグストアで探せばあるでしょう。
また実際に新型コロナに感染してしまった人でも、潜伏期や初期ならこの二つの薬を合わせて飲めば食い止めることが出来ます。きっと試しても損はしないでしょう。

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漢方診断 のやり方

例)ニューヨーク在住40代の“COVID-19に罹患した医師
3月17日(火)の夕方から少し倦怠感を自覚し、風邪の引き初めのような感じでした。
3月18日(水)後頭部の頭痛と倦怠感がありました。午後8時、36.6℃。
3月19日(木)後頭部の頭痛が継続する。激しい頭痛ではありません。同日午後7時は37.7℃、午後10時に38℃となり、明らかな発熱を自覚。上気道炎症状は全くなく、倦怠感と頭痛のみ。
3月20日(金)午後10時36.9℃。
3月21日(土)午前8時半、37.4℃。
この五日間の感染初期にどんな漢方処方を投与すればよいか?
咳嗽はまだ出ていないし、頭痛も激しくはない。発熱は出たり引っ込んだり、午后になって少々あったり。後頭部の頭痛と倦怠感のみ。
この後頭部の激しくはない痛みは「頭痛裹ツツむ如し」ではないだろうか?

試みに漢方診断をやってみよう。
本ブログの「参考」の所にある「漢方診断-症状」で「頭重」は「02-13」である。
これと温病の「」の二つをキーにして「漢方診断-800証」から「漢方診断-処方4」までを(サクラエディタで)検索する。
すると「漢方診断-800証候」から8.25寒湿困[蘊]脾証 寒湿内盛,困阻脾陽 がピックアップされてくる。
また「漢方診断-処方4」からは 湿温 邪遏衛気 藿朴夏苓湯 と 湿温 邪遏衛気 不換金正気散 がピックアップされてくる。
COVID-19中医方案より5 では、早期3.湿蒙清竅,湿困脾胃証 に藿朴夏苓湯が挙げられており、これとうまく一致する。
このようにして漢方診断を色々に工夫して使って欲しい。

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COVID-19中医方案より5

早期(潜伏期)
脾土は肺金を生じ,母子相生の関係があるので,受邪も共同である。ゆえに早期の証候は肺脾の病変が中心となる。
邪が上焦の衛分に在れば,辛香で透達する。例えば芳香清宣の薬物である藿香正気、三仁湯等を用いる。
呉鞠通は“上焦は羽の如し,これを治すには軽に非ざれば挙らず”と云い,葉天士は云う:“衛に在れば之を汗させる”,薛生白は:邪が表分に在れば薬は藿香、香薷、蒼朮皮、薄荷、牛蒡子を用い,挾風頭痛なら羌活等を加える。

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COVID-19中医方案より4

結論
本病は温病の“湿濁毒疫”の範畴に属し,病因は“湿性濁毒”“疫癘の邪”を感受したことである。疫癘の邪は又“癘気”とも称し,多くの病因の総称であり,又“雑気”と称する。これは六淫邪気の中でも強烈な伝染性を具え,広汎な流行を引き起す。
人体への感染は“口鼻より入る”,因って此れは六淫の邪気とは違い,温病ではあるが,“四時の温邪”とも異なる。ただ発病季節と生物季節を条件とし,“湿熱病邪”的部分を兼ねている。

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COVID-19中医方案より3

分期と伝変
伝染病と他の疾病を比較すると,特に異なるのは発病過程が変化することである。
原発疫区から入ってきた確診病例200余例を分析すると,本病は早期(潜伏期)、中期(進展期)、極期(危重期)、后期(恢復期)の4階段に分けられる。。
早期は 1~10day,進展期は 10~20day,極期(危重期)は 20day以上。恢復期は 1周前後。
本病の伝変には,薛生白の《湿熱病篇》に依れば,順伝的正局と逆伝的変局がある。

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COVID-19中医方案より2

寒邪による表証は有ったか無かったか?
早期患者の多くは発熱、無汗、乏力等の症状があり,同時に口干を伴っていた。この症状から医家は《傷寒論》の太陽病が“発熱、悪寒、身疼痛、不汗出”という症状なので,これを風寒湿夾雑を感受して人体の衛表に侵襲した表証、太陽病と誤解して,辛温解表の発汗治療を用いた。

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COVID-19中医方案より1

注意しなければならないのは,本病の病源発生地では,“湿濁”の属性を具えており,これは長夏季節の湿温病のような“湿熱病邪”とは違うし,また“暑温夾湿”でもなく,疫癘の気としての“湿濁毒疫”に属する。
因って臨床治療(早期)には祛湿に重きをおくが,苦寒清熱を用いてはならない。もし清熱解毒のため,早くから寒凉薬物を用いれば,必ずや湿邪は重くなり,“冰伏”の気機が出現し,“厥証”を生じたり,“開門緝盗,引邪入裏”(盗人を逮捕しようとドアを開けて却って侵入される)となり,逆効果になる。
ゆえに湿邪の祛除には注重深く,芳香にて化濁避穢,透表散邪をし,脾胃の升降作用により,邪の出路を保たなければならない。

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新冠肺炎の診療思考 5

証治方薬
国家中医葯管理局では“清肺排毒湯”を推薦していた。呉又可は《瘟疫論》で“それ瘟疫の病たる……すなわち天地間の別の一種の疫気に感じたもので……一病に只一葯さえあればよい,なにも君臣佐使の品味を加減することはない”と云っている。しかし国家が指南するのは整体を全体的に見て,弁証法則に則り,古今の疫学思想を集成することである。我々は中医の“三因原則”を守り,病機の核心をつき,また分期・分型を考慮することにした。

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新冠肺炎の診療思考 4

病機
大規模な疫病の発生は気候異常と関係がある。《素問》では疫病の発生は"五運六気"の異常によると云っている。
発生源の武漢は長江流域にあり,2019年は冬になってもずーっと暖冬で,平均気温は10℃以上だった。その后 気温は驟かに降り,陰雨が連綿とし,ついに寒疫を生じた。泰州市もまた長江流域にあり,武漢と似た緯度と気候条件である。《説疫全書》では,天候が温熱な時に,凄風苦雨が驟かに至るや,毛竅は正に開かれ,寒気にさらされると,衆人は同じく病む,此れが寒疫であると。清代の医家 劉奎の撰《松峰説疫》では,春夏四時を論ぜず,毛孔が開いている時に,驟かに寒に曝されれば,冷気は逼まり,寒疫を発すと。

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新冠肺炎の診療思考 3

辨病
《内経》に曰く:"五疫の至るや,皆相い染り易く,大小を問わず,病状は相い似たり。"
この五疫とは,木・火・土・金・水の5種の疫病で,実際は后世の温病学の大家 呉又可の認識と同じである。
《瘟疫論》の瘟疫とは,風・寒・暑・湿に非ず,別の異気として,"疫気致病"という。
疫気致病は六淫致病と区別されなければならないが,完全に分けることも出来ない。

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新冠肺炎の診療思考2

2.典型病例 2
趙某梅,女,45歳,職員,発病前は長く武漢のホテルにいた。2020年1月25日に乏力と上腹部不適が1週間続いた。入院時は発熱なし,血液・肝腎功能は正常。胸部CTで双下肺にガラス様斑の影が見られた。咽拭による新冠肺炎のPCR検測は陽性である。
1月28日 中医専家の会診では,患者は咳嗽・発熱なし,周身酸痛・倦怠乏力・腹痛腹脹・食欲下降・口淡不喜飲・時に大便溏薄になる。小便と睡眠は正常。舌紅,舌苔厚膩,苔根微黄。

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新冠肺炎の診療思考1

2020年2月12日に収治している10例の患者の主なる症状は、発熱・干咳・乏力・身痛・腹脹であり、また全員にある程度の膩苔が観察される。
10例の患者の症状分布は、肺系症状では、発熱・干咳-7、気促-6、咳白黏痰-4、胸痛-2、咽痛-1 だった。
また脾肺系症状では、膩苔-10、倦怠乏力身痛-8、淡紅舌-8、腹脹-7、食欲下降-7、腹瀉-4、腹痛-3 だった。

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春季の風熱感冒

風熱表証 風は陽邪で,其の性は開泄であり,升散して上に向い,衛表を侵襲し易い。
症状は頭暈頭痛,汗が出て悪風し,周身酸楚し,鼻塞流涕がある。
病邪は衛表に在り,手の太陰に属するので,辛凉解表,疏風透熱すべし。

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中国の新冠肺炎防治

2020.02.02 湖北省武漢市からの新型冠状病毒肺炎に関する通知
中国中医科学院 広安門医院 主任医師 仝小林院士らによる疑似病例への推薦通用方

軽型 寒湿鬱肺証
武漢抗疫方加減 寒湿疫方(生麻黄6 生石膏15 杏仁9 羌活・葶苈子・貫衆・地竜・徐長卿・藿香15 佩蘭9 蒼朮15 云苓45 生白朮30 焦三仙9 厚朴15 焦檳榔・煨草果9 生姜15)
治法:宣肺透邪,解毒通絡,避穢化濁,健脾除湿
加減法:
①悪寒発熱、背痛、体痛者,加桂枝9-30;悪寒重、無汗、体温39度以上,重用麻黄9-15,加芦根30-120,生石膏30-90,知母15-30;往来寒熱加柴胡15-30,黄芩15-30;乏力明顕加黄芪15~30、人参6~9g(or党参9-30)
②咽痛加桔梗9,連翹15;干咳重加百部15-30,蝉蛻・蔵青果・蘇子9;喘憋加炙紫苑15-30,炙冬花15~30,炙杷葉15~30,葶苈子加至30;咳血加仙鶴草30,紫草15,三七粉3(冲服)。
③痰多色黄或咳痰不暢,加瓜蒌仁30,黄芩15,魚腥草・連翹・板藍根30。
④納呆重,加莱菔子9~15,陳皮15;嘔悪重,加半夏9~15,黄連3,蘇葉9,生姜加至30。
⑤腹瀉,加黄連6-9,生姜加至30,重用云苓至60~90。
⑥便秘,加枳実10-15,生大黄6-15。
⑦舌紅或干,加蓮子心6,麦冬30-90。
⑧舌絳紅加生地30,赤芍15-30。
⑨四肢逆冷、汗多、気促,或神昏,舌淡暗或紫暗,脈細数,加人参9-15,淡附片9-30,山萸肉30~90,干姜15-30,桃仁9-15,三七3~9。
服法:日1剤,水煎服(顆粒剤),日3次,早中晩各一次,飯前服用。
注意事項:
老年は体弱多病で,乏力が明顕な患者は早くから温陽補気の薬を加用しなければならない。高齢や心臓病者は,麻黄の用量に注意するか又は用いない。

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新型コロナの漢方治療

温疫病(伝染性熱病)は“温病”のなかに含まれる。温病では病邪は「衛・気・営・血」の順に伝変して重くなると考える。
初期は衛分・気分の段階を経る。この段階で食い止めなければ次の営分・血分へと進む。
「発病は急で,伝変は快(はや)く,熱象は重く,口渇して津傷つき,内陥して変を生じ易く,動血・動風・閉竅・斑疹・吐衄・痙厥・神昏等となる。」

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