« 新冠肺炎の診療思考2 | Main | 新冠肺炎の診療思考 4 »

新冠肺炎の診療思考 3

辨病
《内経》に曰く:"五疫の至るや,皆相い染り易く,大小を問わず,病状は相い似たり。"
この五疫とは,木・火・土・金・水の5種の疫病で,実際は后世の温病学の大家 呉又可の認識と同じである。
《瘟疫論》の瘟疫とは,風・寒・暑・湿に非ず,別の異気として,"疫気致病"という。
疫気致病は六淫致病と区別されなければならないが,完全に分けることも出来ない。

李暁鳳は"五運六気" の過不及により,これを"冬瘟"と分析し,"木疫"に属するとした。
湖南中医薬大学の○伏元教授はこれを"疫毒"とし,"非典 SARS"と同じく"肺毒疫"に属するとした。
中国中医研究院西苑医院の張伯礼院士はこれが武漢に起源し,武漢は長江流域に位置し,2019年末の湖北省は陰寒多雨の天気が多かったので,"湿毒疫"に該当すると。
疫情は武漢から他の地域へと伝わると、その土地の気候や生活や体質によって違った様相を呈するが、それを戴天章は"邪気が伏火を引動している"と謂っている。
泰州は江蘇の中東部地区にあり,水網は豊富で,寒暑がはっきりしており,民は好んで甘味を食すので,民衆が外感を発病すると湿邪を兼ねるものが多い。今回 姜堰市に入ったのは大寒の節気でもあり,この新冠肺炎は"寒湿疫"に符合する。(つづく)
新型冠状病毒肺炎真実世界中的中医診療実践与認識 より
※疫気と六淫の違いを云っている。また伏火により変化していく事も。

|

« 新冠肺炎の診療思考2 | Main | 新冠肺炎の診療思考 4 »

治験」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 新冠肺炎の診療思考2 | Main | 新冠肺炎の診療思考 4 »