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COVID-19中医方案より6

中期(進展期)
確診病例の早期治療が出来なかったもの。
葉天士は《温熱経緯》で説いている“陽旺の躯では,胃湿が恒に多く,陰盛の体では,脾湿が多い,然し化熱すれば一つである”と。湿性濁毒の留恋が長引くと,肺気が鬱閉する,或いは感染患者の体質の陰陽状態が異なったり,或いは治療が不当であると,湿性濁毒が転化して,変証が蜂起する。COVID-19肺炎の重症階段で現れる。

邪が中焦の気分に在れば,湿熱の孰れが軽く孰れが重いかを分明にしなければならない。湿が重ければ苦温燥湿が主で,清熱は輔となる。藿朴夏苓湯等である;熱が重ければ苦寒清熱が主で,化湿は輔となる。王氏連朴飲,黄芩滑石湯等である;湿熱ともに重ければ清熱化湿を併せる,甘露消毒丹,蒼朮白虎湯等である;若し湿濁が熱化し,陽明熱盛となれば,白虎湯を用いる。若し陽明腑実となれば凉隔散で通腑瀉熱し,適宜に加減運用する。

1.湿濁蘊毒,鬱閉肺気証
辨証要点:高熱,喘憋気促,動くと気短,咳嗽し咯痰あり,痰少く色は黄か白,或いは咯血を伴い,口渇しても飲水を欲せず,倦怠無力,食欲不振,腹脹便秘,舌質暗紅か紅,苔濁膩か黄膩,脈滑数。
病機:湿濁が纒綿と続くと,鬱して熱化し,熱毒壅肺,肺気鬱閉,表裏に相伝し,熱は大腸に移り,腑実不通となる。湿濁が内鬱し,気機が阻滞すると,津液は上乗できず“口渇しても飲むを欲せず”となる。
治法:清熱解毒,宣肺通腑。
方剤:宣白承気湯,新加升降散。
常用薬物:杏仁、瓜蒌、生石膏、連翹、葛根、柴胡、当帰、生地黄、赤芍、桃仁、紅花、枳殻、甘草、僵蚕、蝉蛻、姜黄、大黄等。
方解:宣白承気湯《温病条辨》の組成は生石膏、生大黄、杏仁粉、瓜蒌皮。
本方は肺腸同治,宣肺通腑清熱の代表方である。国医大師の李士懋先生は次のように云っている:楊栗山は《傷寒温疫条辨》の中で已に再三にわたり温疫は鬱熱に属すとの一点を闡明にしている。彼曰く:“雑気が口鼻から三焦に入り,怫熱内熾するのが,温病の由来である”。“温病は天地の雑気を得て,裏に怫熱が在れば,内から外へと達する”。温病の本質は鬱熱であり,透邪外達の原則を衛気営血の各階段で貫かねばならない。
透邪の鍵は気機の暢達に在り,升降散で行気活血すれば,能く升げ能く降す,正に鬱熱外達の路を疏通できる,故に温病の衛気営血の各階段で皆加減して用いる,故に升降散は温疫を治す総方である。
本病は湿濁阻滞で,病機の一つは気機鬱滞不暢,二つには熱鬱于内不能透達である。因って治療原則の一つは宣暢気機,壅塞を祛ること;二つには清透鬱熱(但し熱時のみ)である。必ず“寒凉し過ぎる勿れ”寒し過ぎると気機は遏伏され,熱邪は更に透達しにくくなる。

僵蚕は君,辛咸で性は平,気味倶に薄く,軽浮にして升り,能く升清散火,祛風勝湿をする。蝉蛻は臣,甘咸で性は寒,升浮して宣透し,清熱解表,宣毒透達をなし,陽中の陽である。姜黄は佐,気辛で味は苦,行気活血解鬱をする。大黄は使,苦寒瀉火,通腑逐瘀,推陳致新,濁陰を擅降する。気血が暢達し,清升濁降すれば,鬱伏していた内熱は自然に外へ透達して解す,故に鬱熱には皆 升降散が主る。

湿遏熱鬱には,+茵陳、滑石、佩蘭、石菖蒲等。温邪襲肺には,+淡豆豉、梔子皮、連翹、薄荷、牛蒡子等。情志怫鬱には,+玫瑰花、代代花、緑萼梅等。瘀血には,+赤芍、牡丹皮、桃仁、紅花、紫草等。痰濁蘊阻には,+瓜蒌、川貝母、黛蛤散、杏仁、竹瀝等。食積中阻には,+三仙、鶏内金、炒枳殻等。陽明腑実熱鬱には,+芒硝、枳実。鬱熱重きには,+石膏、知母、黄芩等。熱鬱津傷には,+芦根、天花粉、石斛等。熱鬱兼気虚には,-大黄+生黄芪、党参、升麻、柴胡等。肝経鬱熱上擾には,+桑葉、菊花、苦丁茶、梔子、石決明等。
现代中医诊疗建议方案与探讨 より
※升降散は温疫を治す総方である。鍵は透邪外達にあり。

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