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新型コロナの重症化について

正虚邪陷の患者が重症化する

●患者の症状は最初から乏力・倦怠で咽喉不適・口干というのが多かった。

●本病は熱勢が纒綿としており,熱邪が長引くと極めて耗気傷陰し易い,往々にして病情が突然重くなり,正虚邪陥の情況を出現する。

●COVID-19 の特徴として,虚人が感受すると予後は悪く,容易に邪毒が内陥して,内閉外脱という危侯を現した。こういう内虚外感の時には中医では歴来 扶正解表の治療法をとる。もし虚人を扶正せず外邪を除き表解できなければ,邪気は極めて容易に深く陥入して重症となる。

●患者の多くは温病の衛分証であり,一部の患者は気分証であった。多くは発熱が7日前後と長く,それは葉天士のいう“気病が血分に伝わらないと邪は三焦に留まる”という情況と似ている。なぜなら患者の舌苔はみなある程度の膩苔があり,舌苔厚膩者が多かったからである。本病は進行すると湿熱証が多くなった。

●透邪解表の対策として:蜜炙麻黄を用いて生麻黄は用いなかった。宣肺を取り辛温発汗は取らなかった,且つ用量は多過ぎないようにした。もし風寒を兼ねていれば荊芥・防風などの辛潤薬を配伍した。

解表法在新型冠状病毒肺炎中的应用分析 より
※ここにも「邪は三焦に留まる」とあり、三焦への着眼はかつて日本漢方には無かった観点である

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