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新型コロナ 中医診療手册8

(2)毒擾心神証
臨床表現 壮熱已まず(体温持続 39~40℃以上)或いは起伏して定らず,煩渇,神迷,甚しければ神昏,舌紅絳,苔少,脈細数。
病機 疫毒熾盛,充斥内外(内外ともに充満),侵擾心神。
治則 清熱泄毒,透熱達邪,寧心安神。
処方 紫雪丹
参考用法 毎次 1.5~3g,口服,一日 2回。

方義 本方は瀉火清熱、気血両清の名方なり,《医方集解》は“瀉火之剤”と帰納し,用治は“一切火熱”,歴代の医家は“温邪内閉熱壅”(呉瑭),“毒侵臓腑,熱閉神明……一切の実火閉結証を専治す”(徐 大椿)に用いている。臨床では本方を温熱時疫,熱勢鴟張,内閉するのに応用して捷効がある。現代では重症肺炎等の伝染性、感染性疾病に常用している。

(3)痰熱壅肺、毒瘀互結証
臨床表現 高熱、咳嗽、胸悶、気促、咽干、口渇、汗出,舌紅 苔黄か紫暗,脈滑数。
病機 熱毒互結,瘀阻肺絡。
治則 化瘀宣泄,清肺降逆。
処方 桃紅麻杏石甘湯、桔梗湯加味
参考用法 桃仁・紅花10 炙麻黄6 杏仁10 生石膏30 甘草6 桔梗10 枇杷葉15 魚腥草30 射干・莱菔子10

方義 麻杏石甘湯は清熱平喘,石膏は麻黄の3~5倍にしなければならない。;瘀阻肺絡,血行障碍,治節失司には,さらに桃仁、紅花を加えて活血する。桔梗湯(桔梗、甘草)を合せるのは,王孟英《温熱経緯》謂わく“桔梗は肺気の結を開き,肺竅が通れば,気は遂に宣通し,熱は自ら透出する”;また魚腥草を加えて清肺の力を増強し,枇杷葉で降気平逆する;射干は降火、解毒、散血す;莱菔子は化痰泄濁,気閉を通ずる,王秉衡《重慶堂随筆》謂わく“莱菔子は下気するのが最も速い,之を服して通ずれば,気閉だったと分かる。”湿熱壅肺すれば,葶苈大棗瀉肺湯加減で瀉肺下気平喘する(葶苈子15,大棗12枚)。

(4)邪毒閉肺証
臨床表現 気逆咳喘,脘腹燥実,便秘,潮熱,譫語狂乱,或いは熱結旁流,神識昏糊,脈沈実有力或いは沈伏。
病機 邪毒閉肺,熱結腸燥。
治則 通腑瀉熱,清肺解毒。
処方 解毒承気湯、宣白承気湯
参考用法
解毒承気湯:白僵蚕・蝉蛻10 黄連6 黄芩・黄柏・梔子10 枳実・厚朴6~10 酒大黄5~10 芒硝6~10(冲服)
宣白承気湯:生石膏30 生大黄10 瓜蒌15 杏仁10

方義 肺と大腸は相表裏なり,邪熱壅肺と同時に大便干結が出現する,通腑により瀉熱するが宜し。
解毒承気湯《傷寒温疫条辨》,辟穢解毒,通腑瀉熱。温病の三焦大熱を治す。痞満燥実,譫語狂乱して人を識らず,熱結旁流,循衣摸床,舌卷嚢縮,及び瓜瓤瘟、疙瘩瘟,上では癰膿を,下では豚肝の如き血を,厥逆,脈沈伏の者を治す。
宣白承気湯《温病条辨》,生石膏は清瀉肺熱,生大黄は瀉熱通便,杏仁粉は宣肺止咳,瓜蒌皮は潤肺化痰,諸薬を同用すれば,肺気宣降,腑気暢通ならしむ。
张伯礼 新型冠状病毒肺炎 中医诊疗手册 より

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