新型コロナ 中医診療手册6
三、重型治療
1. 分型特徴
重型は疫毒内伝に属し,熱鬱胸膈、擾動心神から,甚しくは邪毒閉肺、腸道熾結という階段になる。高熱、神昏、胸悶、気喘、便秘 等の裏熱気滞の症状が現れ,まだ呼吸欲絶、脈微欲脱 等の危重征象にはなっていない
2. 辨治要点
①瘟疫熱毒が深くなり,裏熱が愈イヨイヨ熾烈となる。此の時には瀉熱透邪の基礎に立って,内外分消をしなければならない。
②同じ高熱でも,辨証は異る:
熱毒火邪が上焦に鬱結し,気熱爍津となるなら,清上瀉下しなければならない。;
熱と湿が結び,湿熱并重となるなら,利湿化濁しなければならない。;
邪毒閉肺,熱結腸燥となるなら,通腑瀉熱しなければならない。;
疫毒熾盛,高熱神昏となるなら,清熱安神しなければならない。
③瘀毒互結なら,瘀毒同治をしなければならない。辨証用方に注意が必要となる。
张伯礼 新型冠状病毒肺炎 中医诊疗手册 より
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