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COVID-19中医方案より12

●極期(危重期)
確診病例で失治すると,湿濁毒邪から,一歩進んで化燥傷陰により,心包内閉となる;真陰耗竭と,失血過多のため,気は依附するところが無くなり,真気は外脱し,一連の“内閉外脱”の凶険証候を呈現する。病情が悪化すると“急性呼吸窘迫綜合群、感染性ショック、弥漫性血管内凝血”等の多臓器不全,酸素低下,肺部CT検査では大量の滲出性の重症という危機的段階が出現する。此の時には“病と証を結合し、中西医并重”と,酸素呼吸器サポートを採用し、ICUで救治しなければならない。

内閉外脱証
辨証要点:高熱,神志昏迷,煩躁不安,喘促気短,気虚で息絶え絶え,或いは汗出淋漓,極度に乏力,或いは手足灼熱か手足逆冷を伴い,或いは少尿を伴い,口唇は発紺,面色黯黒,舌暗紅か絳,苔濁膩か黄膩,脈沈細数,或いは脈は散大して無力となる。
病機:本証は虚実の両端を呈する。若し濁毒が内陥して,内閉外脱となれば,高熱、喘憋、神昏が主症である。邪熱が内閉して,陽気が外達出来なければ熱は深く厥も深くなる;或いは真陰は耗傷し,気脱に随い血脱となり,外表は“ショック”状態の手足の四逆;内では邪熱迫肺か陰不納気による呼吸喘促を現わす。
治法:清熱解毒,開閉救逆;或いは滋陰斂陽,益気固脱。
方剤:犀角地黄湯,来復湯、参附竜牡湯,送服凉開三宝
常用方薬:山萸肉、生竜骨、生牡蛎、生杭芍、野台参、炙甘草、人参、附子、生大黄、水牛角、生地黄、赤芍、牡丹皮、竜骨、牡蛎,安宮牛黄丸、紫雪散至宝丹。

方解:本証は虚実を辨清しなければならない。邪熱が内閉すれば,宜犀角地黄湯で凉開三宝(安宮牛黄丸、至宝丹、紫雪丹)を送服し清熱凉血解毒開竅醒神をさせる。
若し真陰耗竭し,陽気外脱すれば来復湯(萸肉、生竜骨、生牡蛎、生杭芍、野台参、甘草)を急煎して服用させる。来復湯 張錫純《医学衷中参西録》は,山萸肉が主薬で,萸肉較参、朮、芪もあり更に救脱の功がある。山茱萸肉の性は補肝のみならず,人身の陰陽気血が将に散ぜんとするのを皆能く斂める,故に救脱の薬なら,当に萸肉を第一とする。生竜骨、生牡蛎は正気を収斂しても邪気は収斂せず,若し之を煅けば其の性は過渋となるから,外感には障碍となるから,生用でよい。白芍と甘草を同用すると,甘苦化合して味は人参に近くなり,野台参と合さって共に補益元気、回陽救逆固脱の功を奏する。陰陽倶竭し,陽が越上する脱証に用いる;参附竜牡湯は回陽救逆で,功は来復湯に似ている,犀角地黄湯は已に上述の如し。
温病凉開三宝に関して,呉鞠通の注:大体 安宮牛黄丸は最凉,紫雪が次ぎ,至宝は更にその次で,主治も略同じだが,各々長所があるから,対証斟酌すべし。全体的に,安宮牛黄丸は清熱解毒豁痰に長じ,紫雪は熄風止痙に長じ,至宝丹は芳香開竅、化濁辟穢に長ずる。前述の蘇合香丸は芳香開竅,行気温中で,寒湿閉を治療する代表方であるから,若し心包竅を湿邪が困阻するなら,蘇合香丸で開竅する。
现代中医诊疗建议方案与探讨 より
※極期の実態は「湿濁毒邪+真陰耗竭」であり、中西医は合体しなければ救治できない。

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