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新型コロナ 中医診療手册12

五、恢復期の治療
1. 分期特徴
患者の疫毒邪気は已に祛除されたが,正気は尚未だ完全には恢復していない。熱が退いても憋気、気短出汗、語言無力や干咳、呛咳、精力疲憊、食欲不振 等の一連の虚弱状態が見られ,肺部の陰影はまだ完全には吸収されていない。此の時には扶正を主として,恢復を促進しなければならない。

2. 辨治要点
①気陰両補,肺脾同調
②扶正為主,兼顧余邪

3. 辨証分型論治
(1)胃陰虧虚証
臨床表現 食欲不振,口干咽燥,舌紅少苔,脈細数。
病機 胃陰不足,余熱未尽。
治則 甘寒生津,清瀉余熱。
処方 益胃湯加味
参考用法 沙参9 麦冬15 冰糖3 生地黄15 玉竹4.5 沢瀉15 車前子10 白茅根30

方義 益胃湯《温病条辨》,胃は水穀の海,十二経は皆気を胃から受ける,胃陰が復すれば気は降り能く食す。治は甘凉生津に宜しく,養陰益胃が法となる。本方は生地、麦冬を重用して君とし,味甘性寒,功は専ら養陰清熱,生津潤燥で,甘凉益胃の上品である。北沙参、玉竹を臣とし,養陰生津し,生地、麦冬の益胃養陰の力を強める,冰糖を使とし,濡養肺胃,調和諸薬す。并せて沢瀉、車前子を用いて利尿泄毒す。白茅根は凉血生津,清熱利尿を。

(2)脾肺の気陰両虚証
臨床表現 熱は退いたが乏力,気短汗出,唇が干き食欲不振,無苔か苔薄く少津,脈細か細数。
病機 脾肺気陰両虚,営血虧損。
治則 益気養陰,栄営醒脾。
処方 百合固金湯、清燥養栄湯加味
参考用法 百合15 麦冬・貝母・玄参10 桔梗・甘草6 白芍・当帰・生地黄・熟地黄10 知母6 天花粉15 陳皮・麦芽・佩蘭10

方義 百合固金湯は金水并補で,潤肺が主となり,滋養の中に清熱凉血,宣肺化痰を兼ね,陰血が充つるにつれて,虚火は自ら清となり,肺陰を固護する。
清燥養栄湯《温疫論》は,疫后の陰虚を治す,方中の当帰、白芍、地黄は百合固金と同じ。知母、天花粉、陳皮、甘草は清熱和胃,また佩蘭、麦芽を加えて醒脾助運となり,全方は清滋并用,気血同調,脾胃兼顧,正に病后の調養に相応しい。
恢復期に如し微熱、舌紅、口干、脈細弱があれば竹葉石膏湯か《金匱要略》麦門冬湯で,益気養陰泄肺する。
张伯礼 新型冠状病毒肺炎 中医诊疗手册 より

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