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新型コロナ 中医診療手册2

二、普通型治療
1. 分型特徴
普通型とは疫毒を外感し,侵襲が体表と呼吸器へ及んだ段階を指す。発熱、干咳、筋肉疼痛、倦怠乏力 等の衛表症状があり,まだ高熱、大量の咯痰、便秘 等の裏熱症状は出ていない。

2. 辨治要点
①疫毒襲肺には大剤量の苦寒剤を用いて凉遏冰伏させるのは宜しくない。;もし腹瀉を伴えば,同じく苦寒は宜しくない。
②湿邪阻滞に対してただ燥湿するだけではいけない。宣化湿邪,透邪外出,或いは通陽滲湿を,また湿熱互結なら清透并用をしなければならない。湿邪が重ければ予め出路を設けること,正に葉天士の所説の如く“或いは透風は熱を外に出すよりも,或いは滲湿は熱を下すよりも優る,熱と争っても,太刀打ちはできない”。

3. 辨証分型論治
(1)寒湿疫毒襲肺証
臨床表現 疫毒の初起は,悪寒発熱,無汗頭痛,肢体骨節酸痛,口中苦く微渇,苔薄白く微膩,脈象浮か浮緊。
病機 寒湿疫毒が表を襲うと,肺衛は鬱閉する。
治則 散寒祛湿,解表除疫。
処方 九味羌活湯、神授太乙散加減
参考用法 羌活・防風・蒼朮9 蘇葉6 葛根9 細辛3 川芎9 香白芷12 升麻9 白芍・黄芩6 甘草3

方義 九味羌活湯は又の名を大羌活湯,《此事難知》卷六十二に《経験秘方》より引用。《傷寒六書》に云く:“此の湯は三時の暴寒を治すだけでなく,春には治温を,夏には治熱を,秋には治湿と,雑証を治すに亦神ある也。”《医方考》に云く:“四時不正の気に触冒されて,時気に病むと,憎寒壮熱,頭疼身痛,口渇,みな似ていれば,此の方が主る。”
方中の羌活は発散風寒,祛風勝湿,宣痺止痛,の主薬である。《本経逢原》に曰く:“羌活は発汗散表,透関利節,季節外れの感冒の仙薬なり。
防風は辛甘性温,太陽本経の薬物にして,且つ風薬中の潤剤なり。諸辛温の品と合さり祛風発表し,又羌活などの辛温薬の燥烈を緩める;蒼朮は辛苦温燥,発汗もするが主薬を助けて表湿を散じ,又脾に入りて外湿を防ぎ内湿の変とし,二薬は共に輔薬となる;細辛、川芎、白芷は散寒祛風,并せて能く行気活血,宣痺により頭身疼痛を除く;黄芩は裏の蘊熱を清泄し,并せて諸辛温香燥薬の傷津の弊を防ぐ。
神授太乙散《是斎百一選方》卷一三六に《広南衛生方》より引く,“四時の気令不正,瘟疫妄行,人多くは疾病に……及び陰陽両感,風寒湿痺”を専治する。方中に升麻葛根湯の義があり,九味羌活湯と合用すれば瘟疫毒邪を祛除する力を強める。
方中の升麻は甘、辛,微寒,発表透邪,清熱解毒,《別録》に謂う:“毒口に入れば皆吐出し……時気毒癘,頭痛寒熱,風腫,諸毒,喉痛口瘡を解するを主る。”紫蘇葉は辛温芳香,疏散風寒に,理気和中を兼ねる;葛根は解表退熱,透疹疏邪;白芷は辛温,祛風解表,通竅止痛,又能く燥湿する。白芷は川芎と合さり散寒祛風,行気活血,宣痺により頭身の痛みを止める;白芍は斂陰和営,又辛散の薬で傷陰されないようにする。甘草は解毒,又能く諸薬を調和する。諸薬を合用すれば,共に散寒解表,理気除湿,辟穢解毒の功を奏する。
张伯礼 新型冠状病毒肺炎 中医诊疗手册 より

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