« COVID-19 急性呼吸窘迫 | Main | 湿疹-丹参銀翹飲 »

COVID-19 急性呼吸窘迫2

清肺排毒湯を使ったけれど、重症型へと急転した例」を振り返ってみよう。
2020年1月19日から咳嗽あり,発熱は無し,これを発症初日とする。翌日には咳嗽が重くなり発熱、倦怠乏力を伴った。この時点で治療を受けておれば、病邪はまだ半表半裏の位置にあり、軽症として発散・疏透で祛邪できていただろう。
しかし1月30日の入院時には清肺排毒湯を投与されたが既に透邪の時期は過ぎており、翌31日には危重期に陥り、陽明裏証の治療(通腑利湿)をしなければならなかった。
2月1日には内閉外脱証にまで進み、附子30 大黄15g を含む処方が必要になった。幸い翌2日には便通があり,小便量も増えて裏が通り、病邪が裏から抜け始め、回復の機運が出てきた。
治療は常に「病邪が今どこにあるか、どこから出すか」を確認しながら行わなければならない。
病邪を表から汗にして出すか、裏から大小便にして出すか、出るまでは治らない。
サイトカインストームによる重症化を喰い止めるには、石膏・麻黄・大黄・附子などの大剤を用いて、分離した陰陽を大気一転の法にて通じさせなければならなかった。
張伯礼院⼠が「中薬には免疫機能を調節する強い効果がある。」というのも頷けます。

|

« COVID-19 急性呼吸窘迫 | Main | 湿疹-丹参銀翹飲 »

治験」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« COVID-19 急性呼吸窘迫 | Main | 湿疹-丹参銀翹飲 »