« 潰瘍性大腸炎1 | Main | 白内障の鍼手術 »

潰瘍性大腸炎2

陳達理 南方医科大学南方医院 中医科
1.急性期:毎日膿血便が多数回あり,重ければ10数回に及ぶ。
此の時の治療は止瀉、止痛を主とする。治療の有効性は、治療が正しく包括的であるかどうかによって決まる。

急性期基本方:白頭翁、秦皮15,葛根20,槐花、側柏叶、烏梅、五味子、柴胡、枳殻、元胡10。

病例:某,男,41歳,腸鏡診断で潰瘍性結腸炎とされ,すでに5年。
毎日膿血便8~10回,腹痛,発熱,中度貧血,体格が非常に悪く,歩行に介助が必要。
処方:上述の基本方+荊芥、石榴皮10,薏苡仁30,白花蛇舌草20。
同時に黄連素(ベルベリン)、土黴素(オキシテトラサイクリン)を加服。連服20日の后,病情は明らかに好転し,大便は毎日3~4回,なお粘液あり,偶々膿血も,腹痛は軽減している。
此の方を20日間服用して,大便は毎日2~3回,膿血無し,偶々粘液あり,体力は転好し,すでに正常作業が出来る。急性期から遷延期に転じた。

2.遷延期:毎日大便2~4回,粘液あり,偶々膿血と腹痛がある。多くは脾虚の象を呈す。
治療は清熱解毒薬を減少し,酸収、疏肝、止血薬を継続する。
基本方:白頭翁、秦皮、五味子、槐花、柴胡、枳殻10,葛根、烏梅、白朮、黄芪15,淮山、薏苡仁30。
加減:出血多+側柏葉,出血が無ければ-槐花+丹皮。粘液多+荊芥,貧血+枸杞、首烏。気虚明顕+党参、茯苓。

3.緩解期:基本的には無症状か,飲食不当な場合に大便回数が増えるが,体力はある。
多くの病人は治療を止めるが,此の時の治療が非常に重要であり,痊愈に直接関系する。もし治療を停止すれば,短期内に再発し,これまでの効果はゼロになる。
此の時の治則は調補脾胃が主で,酸収、解毒、疏肝、理気を佐とする。
基本方:党参、黄芪、白朮15,山薬、薏苡仁30,補骨脂、烏梅、五味子、秦皮、柴胡、元胡10。

この方は能く体質を増強し,胃腸功能を改善し,過敏体質を改変する。
患者は断続的に服薬する。始めは2~4日に1剤とし,2ケ月連服する。
もし症状の発作が無ければ,5~7日に1剤とし,3ケ月以上続ければ,病患は根治する。
急性期中药治疗溃疡性结肠炎最新咨询 より
※こんな薬草治療が我が国でも認められるならどんなに良いか!

|

« 潰瘍性大腸炎1 | Main | 白内障の鍼手術 »

治験」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 潰瘍性大腸炎1 | Main | 白内障の鍼手術 »