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李杲の《脾胃論》から(7)

天地陰陽生殺之理在升降浮沈之間論:
春気は温和,夏気は暑熱,秋気は清凉,冬気は冷洌,此れ則ち正気の序也。
故に曰く:終わりは始まりであり,順序は守られる。升已めば降り,降已めば升り,環の如く端なし,万物の運化は,実に一気也。
設し或いは陰陽が錯綜すれば,勝復の変も,此れによりて起ろう。
万物の中,人も一也,呼吸の升降,効は天地に象り,陰陽に凖縄す。

盖し胃は水穀の海なり,飲食が胃に入れば,精気は先ず脾に輸し肺に帰す,上行するは春夏の令,以って周身に滋養す,乃ち清気は天なる者也;升已みて膀胱に下輸する,行いは秋冬の令,伝化して糟粕とし,味に転じて出る,乃ち濁陰は地なる者也。
若し夫れ四時の気に順い,起居が時に応じ,寒暑を避け,飲食に節有り,及び暴喜怒をせず,神志を養い,常に四時均しく平なるを欲すれば,偏勝なく安し。
然らず,脾胃を損傷し,真気が下に溜り,或いは下泄して久しく升る能わざれば,是れ秋冬有りて春夏無し,乃ち生長の用は,殞殺の気に陥ち,百病皆起る;或いは久しく升りて降らざれば亦病むのみ。此れ則ち升降浮沈の意味なり。

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