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傷暑、中暑、陰暑、陽暑の別

“傷暑”は暑病の軽症である。
人体が暑熱の邪を感受すると,腠理は開泄し,津気は耗傷し,身熱多汗・心煩口渇・倦怠乏力・小便短黄 等の症状を現わす。

“中暑”は又“中暍”とも称す。
夏季の炎熱気温の中で,傷暑が重くなると身体は陰陽格拒となり,気機は閉塞し,遂には気津暴脱となる。(内閉外脱
身熱のため煩躁し,悪心嘔吐,腹痛,遂には突然暈倒し,昏迷して醒めず,牙関は緊閉し,四肢は抽搐し,或いは大汗止まず,面色は蒼白となり,四肢厥冷となる。暑瘴の重証である。

“陰暑”,張景嶽の解釈では:“暑に因って寒を受ける者也。”
陰暑とは夏季の炎熱を避けようとして,乗凉飲冷(冷房や冷飲)が過ぎて,風寒を感受した病変である。
症状は口渇・心煩・嘔悪胸悶 等の暑湿の象に,又 悪寒・発熱・頭痛身疼・無汗・脈浮 等の風寒外束の症となる。
“陰暑”とは実は夏の感冒である。
正に《医学心悟》に説く如し:“内に暑気を伏し,外は風寒が閉ざす”。
“陽暑”とは“陰暑”に相対して云ったものである。
中医知识17:要分清伤暑、中暑、阴暑、阳暑 より
※脾胃論に「中暑とは,陰証,当に発散すべきなり。」とあるのは“陰暑”を指す。

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