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李杲の《脾胃論》から(3)

脾胃勝衰論:
大抵は脾胃虚弱なら,陽気は生長する能わず,是れでは春夏の令が行われず,五臓の気は生じない。脾病は則ち下へ流れて腎に乗ずる,土克水であるから,則ち骨乏無力となる,是れは骨蝕である,人の骨髄が空虚になれば,足は地を履けず,是れ陰気重畳なり,此れ陰盛陽虚の証なり。大法に云う,之を汗すれば則ち愈ゆ,之を下せば則ち死すと。若し辛甘の薬を用いて滋胃すれば,当に升り当に浮き,生長の気をして旺ならしむ。其の汗と言うのは,正に発汗には非ざる也,助陽のこと也。

・脾病が腎に乗ずる「土克水」の病いとは何か?
これは“陰火”のことではないか!
脾胃虚弱で清陽が下陥すると,「虚に因って鬱を生じ,鬱に因って熱を生ずる,それが陰火産生の主要病理である」
補中益気湯や補脾胃瀉陰火升陽湯が発案されるに至る最初の言葉ではないか!

“陰火”とは より

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