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膀胱の気化とは何か?(4)

4 気化される物質
唐容川《医経精義》:“腎中の陽は,膀胱の水を蒸動す,是れ水中の気なり,上升して津液となる,気が物に著けば,水と化す,気が皮膚より出れば汗となる,気が口鼻から出れば涕唾となる,臓腑の外へ游溢すれば,統て津液と名づけるが,実は腎陽が蒸じて下ったものである。”
《諸病源候論》:“津液の余りが,胞に入れば小便となる。”
これは陽気の作用により,人体の津液が膀胱の気化を経て,肌表に出れば汗となり,前陰に出れば小便となり,体内にありては各種の精気と化し全身を滋養する。
だから張仲景は《傷寒論》で,太陽病で口渇、小便不利したのに,五苓散で治した。桂枝の作用は,膀胱に入り温陽し,膀胱の気化を幇助する。ゆえに正常に汗が出ているか否か、小便が通暢しているか否か,それが膀胱の気化功能が正常であるか否かの重要な標示になる。

《素問・熱論》:“巨陽とは,諸陽に属する也,其の脈は風府に連なる,故に諸陽の気を主る也。”
これは足の太陽膀胱が一身の表を主ることを説明している。
体表にある一種の気を“衛気”という。
衛気の主要な来源は水穀の飲食である,故に“水穀の悍気”という。
《霊枢・営衛生会》:“営は中焦より出で,衛は下焦より出ず”。
《類経・経絡類・二十三》張介賓注:“営衛は皆中焦より生ず,営本は土性にして周身を資養する故に中焦より出で,衛本は水性にして升天降地する故に下焦より出ず。”
膀胱気化 より
※汗・小便・衛気は同一のものである。

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