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周易と気功

(『周易と中医学』p165)
『周易』は人と天地盈虚の関係を重視する。緊辞伝に「法象は天地より大なるは莫ナく、変通は四時より大なるは莫ナし」、また剥卦の象伝に「君子の消息盈虚を尚ぶは天の行なればなり」と記し、後世の気功の時に応じるという理論の源泉となった。
『霊枢』五十営篇では、人体の気が二十八脈※をめぐることと、太陽が二十八宿(図)をめぐることが対応するという事実を通して、人体というミクロコスモスの気血の運行がマクロコスモスの太陽の運行と符合すると述べる。すなわち、一つの生物体は孤立して存在するのではなく、日月天体の運行と密接に関連するとし、気功バイオリズムの理論的基礎となった。中国の気功学派は『周易』の「盈虚消息」と『内経』の天地人相応の考え方の影響を受けて、各種の功法と時間方位の関係を重視した。

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一年の四季でいえば、春夏は陽気が昇り陽が動を主るため、陽地で導引功を行ない陽気の昇発を助け、盛夏は陽気が最も強いため、陰地で静功を行ない、陽気を潜めなければならない。秋冬は陽気が収まり陰気が盛んになり始めるため、吐納功を行ない、長く吸い短く吐いては気の収蔵を助けなければならない。は陰気が最も強く、冬には蟄蔵すべきで、室内または陽地で禅功を行ない、陽気を守らなければならない。
※二十八脈‥‥左右の手足の二十四経脈に任、督脈,陰蹻、陽蹻を加えて二十八条の経脈とする。

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