周易と中医学7
(『周易と中医学』p111)
「地二は火」「心は火臓」
河図の第二の数は火である。火は正南に位置し、離卦に属す。※
火は日、陽気を象徴し、水のエネルギー源となる。
水火があって、初めて陰陽が気化し、万物が成長する。そこで火は温・熱・陽性を代表する。
火気は心につながり、人体の心火は離卦に当たる。
火は土を生じ、脾は土に当たり、そこで心と脾は密接に関係する。
『尚書』洪範に「火は曰ココに炎上す」とあり、火は常に消散しやすい。
人体の火には、心火(君火)の他、命門の相火、肝腎の竜雷の火などがある。君火・相火はともに、内におさまることをよしとし、浮き立つのをきらう。
※☲(離 リ)火 心
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