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周易と中医学9

(『周易と中医学』p114)
「地四は金」「肺は金臓」
河図の第四数は終数であり、万物に始まりがあれば終りがあり、生長があれば収粛があることを象徴する。
四は兌卦、西方に位置する。
『周易」説卦伝の「兌は以て之を説ヨロコばす」は、万物が成熟することをいう。
兌卦は沢を表し、大地を潤す。※

人体では肺が兌に当たり、肺の津は四方に広がり五臓を潤す。
『素問』経脈別論篇に、「肺は百脈を朝す」「水精は四布し、五経に並行す」とある。
肺は兌、酉月[8月秋]に当たり、酉月は万物の収蔵を主り、人体もこれに応じて、肺が粛降を主るのである。
肺気は収を主り、その消耗は他に較べて少なく、五臓の中で腎より少し早く、八十歳で衰え始める。
『霊枢』天年篇に「八十歳になると、肺気が衰え、魄が離れ、そのため言をよく誤る」とある。

肺は金、燥気が肺を通り肺津を損ないやすいので、肺の潤沢を保つことが肺を保護する上で重要である。
また、肺は人体の水の源であり、源がかわけば水精は四方へ広がることができない。
肺は気を主り、一生を通じて肺気は少なからず消耗し、中年以後は肺の滋潤と肺の収斂に努めるべきである。
※ ☱(兌 ダ)沢 肺

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