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周易と中医学4

(『周易と中医学』p99)
人体八卦全息観
「生物全息律」は、1980年、張穎清氏が唱えた理論である(『潜科学』1980-2) 。
「生物全息律」とは、生物のいかなる微小部分にも、その生体の全体が投影され、一部分は全体の縮図であるとする※1。事物の全体と部分の間には全息的な関係がみられるのである。
1982年、葉眺新氏もまた、「自然全息」理論を出し、宇宙・自然界のあらゆるところに全息律※2 が存在すると述べる。

『周易』の太極八卦は宇宙全息の縮図である。八卦は宇宙大全息であり、六十四卦※3 は自然界・社会・人類の全息図である。六十四卦は、哲学・自然科学・社会科学の全息を包括し、卦の一つ一つが小宇宙全息であり、六十四卦全体が一つの大全息となる。人体でいえば、人体全体が一つの大八卦全息であり、人体の各部分はそれぞれ一つの小八卦全息である。
八卦のメカニズムは全息という形で、人体の各部分に存在し、中医の診断・治療の上でのその実際的意義は大きい。

※1 東洋医学とフラクタル
※2 息=消息=情報
※3 八卦を二つ重ねたもので、上の八卦×下の八卦=六十四卦

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