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周易と中医学11

(『周易と中医学』p118)
『周易』の宇宙物質観と『内経』
神学の盛んな殷周王朝にあって、「易経」が「乾、元」「坤、元」の唯物観点を持ち出したことは、特記に値する。最も早い時期の素朴な物質意識の芽ばえは、「易経」の八卦であり、八卦は天地風雷水火山沢の八種の物質のシンボルである。

『内経』『周易』の乾剛健元の影響のもとに、人体における陽気の作用を重視し、「乾は君、離は火」の観点から、命門相火学説を創り、火と気の作用に注目した。
『内経』は『周易』の宇宙観を人体医学に応用し、それに基づき人体の生理や病理を解釈した。『周易』が乾元を天とみなしたように、『内経』では人体の元気と陽気を重視し、「陽気は天に太陽があるようなもので、陽気がその正常な働きを失うと、知らぬ間に寿命が短くなる」という。

『周易』は「坤は万物を載す」を強調し、『内経」は「精は身の本なり」「故に生の来たるはこれを精と謂う」とする。
『内経』『周易』の乾元坤元の考えを受けて、陽気陰精学説を提唱し中医理論の碁礎を作ったのである。

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