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周易と中医学3

(『周易と中医学』p98)
八卦気と人体臓気

☰(乾ケン)天 脳
☱(兌 ダ)沢 肺
☲(離 リ)火 心
☳(震シン)雷 胆・肝
☴(巽ソン)風 肝
☵(坎カン)水 腎
☶(艮ゴン)山 脾
☷(坤コン)地 脾・胃・大腸・小腸

離卦の気は火、「日は以て之を烜カワカし」、人体生命の気化活動のエネルギーを象徴する。人体でいえば 命門・心に当たり、「命門は‥‥原気の繋がる所」、心は火臓である。
震は雷、「雷は動かし」、雷は起であり、人体の生命活動で重要な鼓動激化の作用を指し、胆・肝に当たり、胆は昇発の気を主り、「十一臓(他の十一臓腑)は胆に取決する」。
巽は風、「風は以て之を散らし」、生命活動に不可欠な排泄作用を指し、肝が排泄を主るのはこのためである。
兌は説、説とは悦ぶことで、臓気に不可欠な協調・調和の作用をいい、肺に当たる。肺は相傳の官で治節を主る。
艮は山、「艮は以て之を止め」、相対的平衡を保つために必要な相対的静止を指し、脾に当たり、「脾は土なり、中央を治む」。
坎は水、「雨は以て之を潤し」、陰の滋潤を指し、腎に当たり、「腎は水の臓」、「腎は精を蔵す」。
坤は地、「坤は以て之を蔵し」、人体の生命活動と切り離せない備蓄を指し、脾・胃・大腸・小腸に当た り、「脾胃大小腸三焦膀胱、倉廩の本、営の居なり」。
乾は君、生命活動の主宰をいい、に当たる。
以上のことから、八卦気の法則は宇宙万物に適用され、人体の生命活動を内合するといえる。

※ここまでには五行説はまだ出てこない。

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