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周易と中医学14

(『周易と中医学』p127)
『周易』と平衡観
例えば、既済卦☵/☲の水火互制、泰☷/☰・否卦☰/☷の乾坤交感などは制約的平衡の萌芽である。
自然界に自己調整機能があるように、生物にもその機能は備わり、人体の自己調整能力は驚くべきほどである。
人体の平衡状態の保持は臓腑の相関理論、臓象理論、気機の昇降出入、臓気間の生・克・乗・侮の関係、さらに、経絡間の気血量の調節を通じて実現される。※

※『素問』血気形志篇に「人の血気の正常な数量とは、太陽[経]は 常に多血少気、少陽は常に少血多気、陽明は常に多気多血、少陰は常に少血多気、厥陰は常に多血少気、太陰は常に多気少血であり、これが正常な数量である」とあり、表経が多気少血であれば裏経は多血少気、裏経が多気少血であれば表経は多血少気であると記し、経絡間の気血は協調的であることを示している。
経絡間の諸経は主に太腸によって統制され、『素問』熱論篇に「巨陽[太陽]は諸陽が属するところであり‥‥そこで諸陽のために気を主る」とあり、太陽が六経の統率者となり六経の協調と平衡を掌握するという。

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