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サイトカインストーム3

3. 峻補真陰,内斂風火,外透虚邪
新冠肺炎の重症患者で,病邪が裏に入ると伏燥の傷陰は,火勢を借りて更に升騰する。(だからと云って苦寒薬を使えば)苦は能く燥を生ず,大剤量の清熱解毒品は燥邪傷肺の病機を更に一歩進める。
苦寒の品は又脾土を傷つける。また峻補真陰のためには,陰中求陽が必要となる。
重症早期に出現する熱燥は,真陰虧損症候であるから,司天麦冬湯,正陽湯,加減金匱腎気湯,加減復脈湯を使用すれば奇効がある。

陰血虧虚で,虚邪がまだ透出されていなければ,それ以上 辛燥解表の品を使ってはならず,養陰透邪するのが宜しい。《温病条辨》の青蒿鼈甲湯は辛苦咸寒の法を以て立方されており,陰分・血分の熱を透出するように設定されている。高熱が退かず,夜熱早凉となるには非常に有効で,通常は一剤で退熱させ,且つ肺部炎症が迅速に修復される。

案例:某女,43歳,新冠肺炎重症患者。高熱39度以上が一週間続いている。咳嗽,痰粘,喘,舌紅,苔黄厚。脈浮数。CT双肺完全白化。

金匱腎気加人参蛤蚧湯(生地24 山萸肉・山薬12 沢瀉・牡丹皮・茯苓9 肉桂・五味子3 人参・蛤蚧9)

一剤で熱は退いた。五剤で症状は全面改善。その后、竹葉石膏湯を七剤にて治愈退院した。
庚子岁新冠感染肺炎重症“炎症风暴”病机分析及中医对策

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