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心臓は脳のパートナー

NHK「ヒューマニエンス-心臓-3 心臓と脳の意外な関係」という番組を見て、陳潮祖の「心包=大脳皮膜説」を思い出しました。

陳潮祖は「心包とは心の外包を指すものではなく、脳の外側を包み保護する膜を指している」と考えましたが、この番組では「心臓と脳はパートナーの関係」にあると幾つもの事例が示されました。

心臓は単なる血管のポンプに過ぎなくて、細胞の入れ替わりも無く、自動運動を続けている独立王国だと考えがちであるが、色々調べていくとどうもそうではなく、心臓は脳を守る重要な働きをしている事が解ってきた。
一般には脳と心臓は上下関係にあり、脳が指令を出し心臓がこれを受け取ると考えられているが、それは2割程度で8割はその逆で、心臓から脳へと情報伝達されているのが本当らしい。
例えばストレスを受けて交感神経が興奮すると心臓の動悸が早くなる(脳→心臓)。脳の興奮とは炎症でもあり、それが長く続くと脳がダメージを受けるので、心臓は「自分はちゃんと動いているから大丈夫だ」とアセチルコリンを出し、迷走神経を介して脳へ伝える(脳←心臓)。アセチルコリンは副交感神経を刺激して脳をリラックスさせ、ストレスから解放させる。感情が胃腸に影響を与えて潰瘍を作る事は知られているが、それよりももっと強く心臓の方へ影響を与えている。
また心臓移植を受けた人に、ドナーの嗜好や精神的な一部が再現されるとか。痙攣を起こす癲癇や鬱など、脳が損傷されるのを防ぐための何らかの物質が脳から分泌されているのではないかとも。

※陳潮祖は葉天士の"温邪上受,首先犯肺,逆伝心包"という言葉から「心包=大脳皮膜」ではないかと推論したのであるが、図らずもこの番組と同じ結果に達しているのではなかろうか。
※昔から心は心臓にあるのか、それとも脳にあるのかと論争されているが、心臓と脳はほぼ一体のもので分けることが出来ないということ。

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