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サイトカインストーム1

中医学では新型コロナで起こるサイトカインストームを“炎症風暴”、すりガラス状陰影を“白肺”という。現代医学ではこれを一元的に防ごうとしているが、中医学では「一人一策」の随証治療になる。即ち体質・疾病・症状から「同病不同治,同病不同方」(同病といえど同治はせず、同病といえど同処方にあらず)が原則である。

庚子岁新冠感染肺炎重症“炎症风暴”病机分析及中医对策
“炎症風暴”の中医対策
1. 救火抑燥,下気開鬱
司天麦冬湯は顧植山 老師創作の三因司天方のひとつで、火熱傷肺に専用される。此の疫は伏燥在太陰として,陽明より解される。
司天麦冬湯は降陽明潤肺・収降風燥により火入少陰を防ぐ。また同時に急下存陰の功があり、苦寒傷土の過が無い。救火防復・下気開鬱・実土御水・滋其化源,ここに“炎症風暴”を制する妙がある。

司天麦門冬湯(麦冬、白芷、半夏、竹葉、鍾乳、桑皮、紫菀、人参、甘草、生姜、大棗)

人参は肺の益気と,その苦甘により心肺の火を瀉す。重症救治の用量は10~50g。麦冬は肺の養陰に泄心陽を兼ねる。救金且つ抑火の用量は50~150g。重症階段では,重剤こそが沈痾を立たす。

挙例:某ICU重症患者,男性,79歳。核酸検測陽性。腹瀉,7~8回毎24h,陰部水腫。鎮静状態,時に躁動す。舌干燥 苔厚膩。脈 沈緩。已に呼吸機支持階段に進入。

麦冬湯加静順湯(麦冬120,炙紫菀9,淡竹葉10,生晒参30,鍾乳石15(先煎),炙甘草15,宣木瓜20,牛膝10,云茯苓30,淡干姜15,熟附片60(先煎3時間),訶子肉10,防風10,細辛4,蒼朮15)

1剤の后、患者の酸素飽和度の下降は停止し,生命を維持することが出来た。その后、復脈湯加静順湯に改めて三剤で呼吸が安定した。
※鍾乳石:甘,温。帰肺、腎、胃経。【功能主治】温肺,助陽,平喘,制酸,通乳。用于寒痰喘咳,陽虚冷喘,腰膝冷痛,胃痛汎酸,乳汁不通。

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