書籍・雑誌

『方伎雑誌』尾台榕堂から

「本書は藤平 健先生が絶賛した、尾台榕堂の最晩年の著作で、医療哲学・治療経験の集大成されたもの」と云われているものです。
尾台榕堂は「安政3年(1856)頃には浅田宗伯と並んで、江戸の二大家として名医の評判が高かった。」いわば日本式漢方・古方派の代表の一人です。
著作に『類聚方広義』『重校薬徴』などがあります。

この度、このように評価の高い名医の『方伎雑誌』を読みまして、“はてな、違うのじゃない?”と思ったので、正直なところを発表します。

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内経知要1

1  昭和53年に出版されたのを買ったものの、長い間そのまま書棚に置いたままになっていました。固苦しくて難解で、古臭くて役に立たないというのが最初の印象でした。以来、40年が経ちました。それが何と、今は読みたくて堪らなくなったのです。私の精神内部で何かが変わってきたのでしょう。今やっと昔の漢方医たちが読んだと同じ気持ちで読めそうです。やはりこれが原典で、すべてはここから始まっているのです。

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甘露消毒丹(《続名医類案》)

[組成] 白蔻仁・藿香・薄荷・連翹・射干・川貝母・木通10 石菖蒲12 黄芩20 茵陳24 滑石30
[用法]水煎服。
[主治]時疫を感受し,湿熱が変生され,それが少陽三焦を阻むと,発熱倦怠となり,面は油垢の如く,汗が出ると酸臭がし,胸悶腹脹し,神志は昏蒙となり,小便は短赤で,舌苔は黄膩,脈象は濡数となる。
亦 咽腫、頤腫、斑疹、出血、黄疽、瀉痢、淋濁証をも治す。

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独活寄生湯(《備急千金要方》)

[組成](独活・杜仲・牛膝5 桑寄生8 防風・秦艽・桂心・当帰・川芎3 芍薬10 干地黄6 人参・茯苓4 細辛・甘草2)66
[用法]水煎服。
[主治]肝腎両虚での,風寒湿痺。腰膝が重痛し,腿足が無力で,畏寒喜熱し,苔白で脈遅き者。

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参苓白朮散(《太平恵民和剤局方》)

私は食欲があるから脾胃気虚ではない、と思っておられる方がいます。
そのくせ瞼が腫れたり、下肢がむくんだり、おりものがあったり、肥満傾向があったりしています。
これらの症状の原因には痰湿の存在があり、痰湿の生成には脾胃が関与しています。
だからいくら食欲があっても脾胃気虚を否定することは出来ません。
そういう人の為にこの処方は是非紹介しなければと思いました。
食欲が増えて肥るのではないかと心配する必要はありません。
食欲はそのままで、水太りの人なら却って体重が減り、体型がしまります。

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蒿芩清胆湯(《通俗傷寒論》)

私の妻が昭和46年に罹った急性腎盂腎炎については悔恨の念と共に記憶に強く残っています。
マラリヤ(瘧状)の如き悪寒と高熱の繰り返しや高熱期や、その後も長引いた微熱と食欲不振に対して、私自身は何も出来なかったし係り医も殆ど何もしてくれなかった記憶です。
この度は『中医治法與方剤』(陳潮祖)を読み進む中でまた新しい発見がありました。
それがこの蒿芩清胆湯です。

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藿香正気散(《太平恵民和剤局方》)

[組成]藿香・紫蘇・白芷・桔梗・陳皮・白朮10 厚朴・半夏12 大腹皮・茯苓15 甘草3
[主治]外では風寒に感じ,内では湿滞に傷つき,悪寒発熱,頭重脹痛,胸膈痞悶,嘔吐泄瀉,苔膩脈濡の証候がある。

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おっぱいの出がわるいのに桂枝加芍薬湯

『中医治法與方剤』(陳潮祖)には「産后乳房脹痛」に桂枝加芍薬湯が有効とあります。
その訳について補足説明をいたします。

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温経湯(《金匱要略》)

[組成]呉茱萸・麦門冬15 桂枝・当帰・川芎・牡丹皮・半夏・生姜・阿膠・芍薬・甘草・人参10
[主治]
1.月経淋漓不断,漏下不止,唇口干燥,手心煩熱。
2.月経不調,逾期不至,或時前時后参伍不調。
3.経行腹痛,得温稍減,舌淡脈渋。
4.久不受孕。

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消岩膏(《中医外科心得集》)

[組成]山慈菇・土貝母・五倍子(瓦上炙透)・川独活・生香附30 生南星・生半夏15
[用法]研末し,醋で膏に調成し,患処に塗布する。
[主治]乳岩、石疽、瘰癧等の陰証者に。

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