漢方

心冠動脈疾患

診察を受けた訳ではないのではっきりとは云えないが、私はこれまでに三回心臓の発作らしきものを経験している。
一回目は2012.06.12で、「寝ている間に左胸の辺りに鈍痛を感じて目覚める事があります。なんとも厭な感じの、痛みともつかず重い圧迫感です。」

二回目は2016.07.25で、「何だかみぞおち辺りが具合が悪くなった。得も言われぬ不快感で、狭心症かもとさえ疑ったほどでした。ドーンとものが詰まったような、痛みではないものの居ても立っても居られぬほどの酷さです。仰向いたり、うつむいたり、横になったりと色々に姿勢を変えてみるものの、どんなにしても苦しさは変わらない。しまいには額に冷や汗がにじみ、顏が真っ青になってきた。吐き気や便意もなく、ただひたすらに苦しい。」

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赤芍と白芍

以前に「赤芍・白芍の区別」という記事を書きました。
この時は、栽培種で Paeoniflorin 含有量が 2% のものが白芍で、野生種で 6~7% のものが赤芍だという事でした。
この度は、ウチダの『和漢薬情報』2019/06/10 の「生薬の玉手箱」に、更に詳細が述べられていましたので報告します。

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主証と客証について

日本では「標本緩急」よりも「主証客証」を強調する。それは随証治療・方証相対を治療の基本としているからです。
中医学と日本漢方との違いは実にこの点にあります。
病気の本質である「病因病機」よりも、治療に直結する「症状外証」の方に力点を置いています。(病名が分からなくても処方が出る)

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標本緩急について

日本では「標証と本証」について詳しく説明したものが無く、私も何となく解ったようなつもりで使っていた。次に中医学の資料を紹介します。

“標”と“本”とは中医治療に用いられる分析法で、各種病証の矛盾や主次を明らかにする理論である。
“標”とは現象であり,“本”とは本質のことである。
正邪の両面から説えば,正気は本で,邪気は標である;疾病から説けば,病因が本で,症状が標である;病位内外に分ければ,内臓は本で,体表は標である;発病の前後に分ければ,原発病(先病)が本で,継発病(后病)が標である。

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肝肺同病・金不制木

ある人が風邪をひいて、二三日後には咳がひどくなり、脇腹まで痛くなった。咳は肺で、脇痛は肝の部位である。すなわち「肝肺同病」である。
標本に分ければ、肺が本で、肝は標である。肺を治せば肝も治るだろう。
これは「金不制木」による脇腹です。治法は「清金制木法」によって両臓を治します。

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王琦教授のアレルギー治療1

今月発行の『中医臨床』v40-1(2019年3月)に「王琦教授の弁体一弁病一弁証によるアレルギー性疾患治療の経験」という記事が載っています。
王琦教授は長年の臨床経験から,弁証論治をベースとしながら「弁病一弁証一弁体」による治療法を提案しています。
弁体」とは「中医体質九分類」のことで、特に 特稟質(I型)にあたるアレルギー体質について貴重な経験を述べておられます。

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治療の鍵は体質にある

《傷寒論》第17条に曰く:"若し酒客が病めば,桂枝湯を与えてはならない,之を得れば嘔す,酒客は甘さを喜ばない故也。"
若し体質を論ぜず,妄りに中風証に投ずれば湿熱の体(酒客)だと無効なばかりか,反って変証を生ずる。
若し素もと偏熱の体質者が服すと,"其の后に必ず膿血を吐く也"(第19条)となる。

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中医体質分類

王琦教授の「中医体質九分類」というのがある。
平和質(A型)、気虚質(B型)、陽虚質(C型)、陰虚質(D型)、痰湿質(E型)、湿熱質(F型)、血瘀質(G型)、気鬱質(H型)、特稟質(I型)
異病同治・同病異治」とは体質と関連させるとよく分かる。
異病でも体質が同じなら同治できるし、同病でも体質が異なれば異治すべきである。
弁証とは体質を見極めることでもある。
 中医体質九分類の健康づくりへの応用

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「察証弁治」と「弁証論治」

曲直瀬道三の「察証弁治」と、中医学の「弁証論治」はどのように違うか?
頭痛※について
(1)『啓迪集』における「察証弁治」
基本処方:二陳湯+川芎・白芷

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道三流医術

いま曲直瀬道三にはまっています。
道三(1507-1594)といえば、中国へ留学した田代三喜の弟子で、朱丹渓の医学を日本に広めることに貢献した人です。
そして朱丹渓といえば『格致余論』が有名です。
『格致余論』といえば「陽有余陰不足論」ときます。
結局はこれが分からなければ道三流医術が分からないということです。

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