治験

膀胱の気化とは何か?(5)

膀胱の気化失職による尿頻
症例:患者 42歳女性,春節の期間に親戚や朋友とトランプをして過ごした。それが夕方七時から夜中の一時までずーっとで,その間何度も水を飲んだが,トランプに夢中で,トイレへ行かなかった。
一時にゲームを終わると,ようやく下腹部の膨張を感じました。小便をしようと,すぐにトイレへ行ったが,終わっても下腹部の脹は変わらなかった。
二日目も三日目も,同様のままで,しかも症状は更に重くなってきた。いくら小便をしても残尿があり,小便の回数も増えるばかりで,日中はまだ我慢ができても,晩になると睡眠に影響してきます。我慢をすると,小便はひとりでに出てしまい,遺尿そのものです。
医院の検査では,膀胱炎という結論で,針薬ともやったが問題は解決しなかった。
患者の症状:小腹脹,小便頻数,精神疲乏,舌苔薄白滑,脈象細緩。

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白内障の鍼手術

2020.09.05 NHKの「偉人たちの健康診断スペシャル」で、細川藤孝の子、忠興が白内障を患った時、馬島流の鍼手術を受けたが不成功に終わったという紹介がありました。手術に使われた器具も残っています。
この手術は「墜下法」といい、濁った水晶体を硝子体の中へ落とすものです。
中医临床诊疗术语----治法部分 にも次の様にはっきりと示されています。
29.28金針撥障療法
通過針撥手術将白内障撥離瞳孔,以恢復患者視力的一種治療方法。

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潰瘍性大腸炎2

陳達理 南方医科大学南方医院 中医科
1.急性期:毎日膿血便が多数回あり,重ければ10数回に及ぶ。
此の時の治療は止瀉、止痛を主とする。治療の有効性は、治療が正しく包括的であるかどうかによって決まる。

急性期基本方:白頭翁、秦皮15,葛根20,槐花、側柏叶、烏梅、五味子、柴胡、枳殻、元胡10。

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中暑陰証の症例

李某,男,38歳。1978年8月19日初診。
素体の禀賦不足がある。昨日の午前に田畑を耕していたが,天気の炎熱のため,汗が流れるように出て,口が渇いたので,渓川へ下りて水を飲んだ。まことに甘凉で口渇も解けたが,突然に脘腹が痛み出し,畑で突然暈倒し,昏睡,牙関緊急となった。家族が急ぎ人中をつねると,すぐに気がついた。急ぎ村へ戻ると,医師は藿香正気水を与えたが,未だ愈えていない。
翌日来院したので余が医治に当たった。今もまだ腹痛があり,腹瀉,悪心嘔吐,神疲乏力,発熱悪寒,四肢逆冷,気喘不語,舌淡,苔薄白,脈弱である。

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発作性頻脈

次のようなメール相談を受けた。
「頻脈は、夜中に突然おきたり、1時間ほど仮眠してて目覚めた時、暑いところにずっといたり、逆に寒いところに急に行ったりすると、症状が出ます。例えば、真夏に半日外いたりすると突然なったり、冷房の寒い部屋から熱い湯船につかったり、など。汗をかきにくい。だるい 気がふさぐ 怒りっぽい おりもの」
似たような例を探したところ、次のような例がありました。

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升陥湯―眩暈

張某,女,34歳。1991年9月3日
メニエール病といわれ,眩暈のため立っていられない。
これまでに服用した薬物の多くは平肝潜陽,化痰息風のものだった。
病者は双眉を緊蹙して,床上に臥しており,面色は黯淡無華,脈は沈にして骨に至る。寸関尺皆然り,稍や遅像あり。舌苔は白滑。

病機:此れは肝気不升の症である。肝気不升のため,大気は下陥し,気血が潜沈したままである。
頭は諸陽の会なのに,気血が下に潜行したままでは,頭部の高巓は栄養できない。
診断:眩暈(肝気不升、気血下沈、脳髄失養)

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升陥湯―か細い声

張錫純の升陥湯《医学衷中参西録》は胸中の大気下陥、気短不足(息切れ)を治す。
升陥湯原方(生黄芪12 知母6 柴胡・桔梗3 升麻2)
気分の虚がひどければ,酌加人参3 ; or 再加山萸肉3。

升陥湯は黄芪が主であるが,黄芪は善く補気・升気するが,やや熱性である。故に知母の凉潤で之を済タスける。
柴胡は少陽の薬で,能く大気の陥ちた者を左から引き上げる。
升麻は陽明の薬で,能く大気の陥ちた者を右から引き上げる。
桔梗は薬中の舟楫で,能く諸薬の力を載せて胸中へ上達する。故に向導の役である。

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湿疹-丹参銀翹飲

掻痒の程度が,昼軽く夜重いのは陰血不足,血燥生風の証である。
治則:養血活血 清熱解毒
丹参銀翹飲(丹参15 当帰・生地・白芍・川芎・銀花・連翹10 薄荷3)

本方は陰虚血燥によって生じた風を,養血潤燥して祛風するものである。故に方中の祛風剤は薄荷一味のみである。若し気分の風薬を過用すれば,必ずや血中の燥熱は更に甚しくなり、それがまた風を生ずる。風を治すには先ず血を治すべし,血が行れば風は自ずから滅する。
朱进忠先生的经验方-------丹参银翘饮 より

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COVID-19 急性呼吸窘迫2

清肺排毒湯を使ったけれど、重症型へと急転した例」を振り返ってみよう。
2020年1月19日から咳嗽あり,発熱は無し,これを発症初日とする。翌日には咳嗽が重くなり発熱、倦怠乏力を伴った。この時点で治療を受けておれば、病邪はまだ半表半裏の位置にあり、軽症として発散・疏透で祛邪できていただろう。
しかし1月30日の入院時には清肺排毒湯を投与されたが既に透邪の時期は過ぎており、翌31日には危重期に陥り、陽明裏証の治療(通腑利湿)をしなければならなかった。
2月1日には内閉外脱証にまで進み、附子30 大黄15g を含む処方が必要になった。幸い翌2日には便通があり,小便量も増えて裏が通り、病邪が裏から抜け始め、回復の機運が出てきた。
治療は常に「病邪が今どこにあるか、どこから出すか」を確認しながら行わなければならない。
病邪を表から汗にして出すか、裏から大小便にして出すか、出るまでは治らない。
サイトカインストームによる重症化を喰い止めるには、石膏・麻黄・大黄・附子などの大剤を用いて、分離した陰陽を大気一転の法にて通じさせなければならなかった。
張伯礼院⼠が「中薬には免疫機能を調節する強い効果がある。」というのも頷けます。

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COVID-19 急性呼吸窘迫

1 案例
代某,男,56歳,2020年1月29日に張家口市の伝染病医院に入院。患者は1月10日にタイに行き、16日に北京に戻り、20日に玄華に戻った。

主訴:発熱、咳嗽があり15日経過。
現病史:患者は2020年1月19日から咳嗽あり,発熱は無し,1月20日に咳嗽が重くなり発熱、倦怠乏力を伴ったが,未だ受診はしていない。
1月28日8時30分頃 河北北方学校二附院で受診,疑似病例とされた。
1月29日にPCR検査 陽性,張家口市伝染病医院に転入。
1月30日 体温38℃,呼吸38次/min、心率100次/min、血圧143/79 mmHg,血中酸素圧76%。
発熱,咳嗽気急,少痰質黏,煩躁,舌質暗紅,苔黄厚膩,脈細数。
中医診断:瘟疫(湿濁鬱肺)
治法:祛湿化濁、清肺透邪
清肺排毒湯(麻黄9 炙甘草6 杏仁9 生石膏15 桂枝・沢瀉・猪苓・白朮9 茯苓15 柴胡16 黄芩6 姜半夏・生姜・紫菀・款冬花・射干9 細辛6 山薬12 枳実 陳皮6 藿香9)

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