治験

三子養親湯2

では久服するにはどのように三子養親湯を運用するか?

痰蘊于脾案
李某,女,42歳。2000年3月7日初診。
常に稠痰を咯吐し,黏質で白色,常に痰液が気道に黏滞する感じがする,大便不実だが,反って体は日ましに肥胖する,苔黄薄膩,脈細滑。

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老人性膣炎

70代女性から老人性膣炎と思われる症状について相談を受けた。
症状は陰部がヒリヒリ痛い、おしっこが沁みる、だけで他には無い。排尿の回数は少ない方。
陰痒や帶下などがあればそちらから考えられるのだが、陰痛だけでは一寸手持ちのデーターが無い。困って、調べてみるからと帰ってもらった。
中医学では老年性陰道炎というらしく、六味地黄湯加減や坐浴が報告されている。

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心冠動脈疾患2

血流が悪くなったのなら瘀血だ、と短絡的に考えるのでは弁証も何もあったものではない。又いくら活血養血や寛胸通陽をしても効果がない場合は、痰鬱気結・枢機不利を考えなければならない。

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心冠動脈疾患1

若い時、パソコンが無かったのでもっぱら筆記でした。すると長時間になると右の首筋が凝ってくる。ひどい時にはキンキンと右後頭部に頭痛がしたほどです。それでマッサージ器でコリをほぐさなければならなくなったものです。
今はパソコンになったけれども、マウスやキーボードで結構肩が疲れる。変なのは右側の缺盆の凝りで、ここが一番ひどい。肩凝りとは違い、缺盆の凝りなのです。これは経絡上では何に当たるのだろう?と思っていたところ、次の治験例にぶつかったのです。

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六和湯3

高熱治験

孫某,男,16歳。
1998年6月の上旬に麦を収穫している中に発熱、悪寒、頭蒙 等が出現した。
体温39.4℃のところ,村医がアスピリン肌注をして,体温は少し退いた。
その后 抗生物質とステロイド剤の静注を3日間して,体温はやや下降したが,依然として38.5℃~39℃の間である。
第5日目に我が院へ来た。
症状:発熱、悪風寒、咽痛、食欲不振。
舌質は紅赤,苔薄く黄膩,脈は浮数。

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六和湯2

暑月泄瀉

張某,男,30歳,手工業者。2005年8月中旬。
患者は毎日 村道で仕事をするが,3日前に生水を飲んだら腹痛・泄瀉を起した,一日に十数回もある。
症状は腹痛・腸鳴があり,次いで清稀便を泄瀉し,下墜感を伴う,悪心もあり,両腿は重懶く,舌苔は白滑,脈は弦細数である。

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六和湯1

異常なほど暑い今年の夏、とうとう私も食欲が無くなりました。胃の辺りがもたれて詰まった感じで、食べる気になりません。何が原因という訳でもなく、暑さの性としか云いようがありません。
李東垣は「脾胃の生理は升降運動に他ならない」と云っていますから、“胃の辺りの痞え”はこの升降運動の障害に違いありません。升降運動を妨げる原因の一つとして「六淫」の内の「暑気」もあります。
飲食を控えて自力回復するようにしたので、漸く今は元に戻りましたが、中医学だったらどの様に対処すればいいのかと調べてみました。

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心虚失養の心悸

若し陽虚心悸に,煩躁不安の証を兼ねれば,陽虚に心神不潜斂の現れである。
治療は補心斂陽,鎮静神気すべし。

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清陽不升の症例2

三、清陽下陥,湿凝会陰
郝某,男,38歳,徐水県の人。
患って数年,其の証は頗る奇である。
会陰の部位に痠脹感があり,まるで中に物が嵌頓しているようで,長く立っていられない。
また小腹下墜を伴い,大便したくなるようなので,トイレへ行っても良くならない。
周身は疲倦し,飲食しても味が無い。
脈は軟大で,按ずると無力,舌苔は白くやや膩。

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清陽不升の症例1

一、清陽下陥,腹瀉脱肛
郎某,男,56歳,山西人。
大便溏瀉を患い,毎日三、四回の下痢で,その后に脱肛が続発する,飲食は減少し,体は疲れて無力だった。
脈は緩軟無力,面色は黄色く舌質は淡。
一連の脾虚の象は明らかである。
清陽失序で,升らなければ陥つ,軽ければ溏瀉を発し,重ければ脱肛となるは,また必然の勢いである。

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