グチ

すっきり回復しない新型コロナ

新型コロナが「スーパー抗原」の可能性、一部が細菌毒素に酷似」に次のように報告されています。
新型コロナに感染した子ども(21歳未満)の16〜45%は無症状とも言われる一方で、「小児多臓器炎症症候群(MIS-C)」と呼ばれる重篤な疾患を発症(発熱、発疹、「虫垂炎と間違われるほど」の激しい腹痛、下痢、嘔吐)することがある。
これは咳・体の痛み・鼻水といった、典型的な新型コロナ感染症の症状が現れてから数週間後に発症する。また無症状感染後に発症する場合もあるという。
その原因として考えられる事の一つに、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、気管からいなくなった後でも、消化器系で複製を続けることがある(ウイルスが便の中に最大1カ月潜んでいる)。特に子どもの場合はその傾向が顕著だ。これは、COVID-19が単なる呼吸器系疾患ではないことを示している。(以上引用)

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運気論の竜砂医学

中国には五運六気の運気論で今度の新型コロナの流行を論ずる【竜砂医学】という一派があり、顧植山教授らが主導しているようです。

運気理論の根拠は“疫毒は必ず時気を藉カりて侵入する”と考え、今度の新型コロナの流行は疫毒と時気とが同時に作用した結果であると。
2019年 己亥(つちのとい)の歳末から新型コロナが発生したのは“2017年 丁酉(ひのととり)が其の位を失守した”、“三年変癘”を基礎とした疫癘である。其の伏邪の性質は伏燥で,病位は太陰である。
2020年 庚子(かのえね)歳の,整体運気は金運太過,少陰君火が司天で,陽明燥金が在泉,これは火熱金燥という整体の格局を現わしている。
金運太過だと,木が邪を受ける。火が燥を生じ易いと,肺金は受損する。肺は華盖であり,金運が失司すると,升降開闔はみな其の序を失うと。また、サイトカインストームのことを“炎症風暴”と称している。
庚子岁新冠感染肺炎重症“炎症风暴”病机分析及中医对策 より
※ここまで来ると観念が先行していて、ちょっと着いていけない!?

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所感2

ゆえあって薬局を廃止することになり、蔵書の整理が済み、今は在庫の整理をしています。今日は日頃余り使わない薬草を廃棄処分します。
例えば、玫瑰花・通草・李根皮・黄薬子・千年健・良姜・橘核・珍珠母・赤石脂・代赭石・禹余粮・五霊脂・老鸛草・伸筋草・烏賊骨・海蛤・・・。廃棄は何日も続くでしょう。
まったく、昔は良かった! こんなのが薬局で使えたのだから。今は薬局製剤漢方として認められている216方のみです。しかもイチイチ製造許可を取らなければならなくて非常に面倒なため誰もやらない。

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所感

昭和45年、私が30歳の時に氷見で漢方専門薬局を開業し、それから50年以上たちました。昭和の年代はかなり自由に漢方薬局で処方が組めました。しかし今では薬事法で決められている「薬局製剤」の漢方処方しか作ることは出来ません。人口が多かった頃は顧客も多く、無我夢中の成壮年期を過ごしてきました。日本漢方から中医学への転換もありました。どっと流入してきた中医学書のなかで悪戦苦闘した毎日でした。みな楽しい思い出です。しかし人口が減り、今では相談客も殆どありません。私の役割は終わったようです。
丁度息子たちと同居することになったので、今の薬局を閉鎖解体して住宅にすることになりました。それで今回の蔵書分配となった次第です。今後は隠居をして余生を漢方研究に捧げていきたいと思っています。

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子宮脱 尿漏れ

子宮脱の婦人が手術で子宮を全摘し、その後 尿漏れが起こり、パットの使用の止むなきに至ったという話を聞いた。
そうする前に漢方治療という方法があるのに、残念ながらそういう発想はされなくなっている。薬局で自由に漢方薬を販売する事が出来なくなってからは特に薬局漢方が世間から消えてしまい、そのような相談を受けることもなくなった。

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『方伎雑誌』尾台榕堂から

「本書は藤平 健先生が絶賛した、尾台榕堂の最晩年の著作で、医療哲学・治療経験の集大成されたもの」と云われているものです。
尾台榕堂は「安政3年(1856)頃には浅田宗伯と並んで、江戸の二大家として名医の評判が高かった。」いわば日本式漢方・古方派の代表の一人です。
著作に『類聚方広義』『重校薬徴』などがあります。

この度、このように評価の高い名医の『方伎雑誌』を読みまして、“はてな、違うのじゃない?”と思ったので、正直なところを発表します。

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麻黄附子細辛湯?

花粉症やアレルギー性鼻炎や感冒に麻黄附子細辛湯を第一選択として使う例が後を絶ちません。これは本来の漢方からは懸け離れた使用の仕方です。
このまま放置しておくと漢方を正しく普及したり発展する上で妨げになるので敢えて苦言を呈することにしました。

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朱進忠の難病奇治 失眠

かつて「柴胡加竜骨牡蛎湯へのグチ」に本剤が安易に使用されていることをグチった事がある。
本剤が並大抵の処方ではない事を云いたくて再度にわたりグチることになります。

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瓜呂仁では効かない!

栝蒌(瓜呂・かろ・キカラスウリ)には、栝蒌皮・栝蒌仁・栝蒌根の三つの部位があり、また全果を栝楼実という。
栝蒌皮は「清肺化痰,寛胸利気」、栝蒌仁は「潤腸通便」、栝蒌根は「清熱生津、消膿排腫」の効能があるとされており、それぞれ異なっている。
栝楼実は未熟または完熟のものを使うが、効能は栝蒌皮と同じである。
小陥胸湯や瓜蒌薤白白酒湯に用いるのは栝楼実である。
さて、我が国の小陥胸湯や瓜蒌薤白白酒湯に用いられているのはどれでしょう?
殆どの書物やネットでは栝蒌仁です。
これでは処方の意味をなしません。
なぜこうなっているかと云うと、過去の生薬問屋の輸入品は瓜呂仁だけだったからです。
栝蒌皮や栝楼実は未だに特注でなければ入りません。
私も個人輸入で辛うじて入手しています。

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麻黄湯への危惧

《傷寒貫珠集・太陽篇上》に次のような解説があります。
"表実の人は,容易に邪を得ないが,もし得たとすると(大変なことになる),衛気を泄することが出来ず,反対に衛の陽気を実しさせてしまう,陽気が実しても,表は不通なので,熱を経に閉じこめる事になる,すると脈は緊となり身痛し,汗が出ないので煩躁する。"
と、これは麻黄湯や大青竜湯などの太陽表実証に対する解説です。
インフルエンザに麻黄湯を使うのがルールの一つになっていますが、私は危惧してなりません。
「表実」というからには容易には邪を寄せ付けません。
ちょっとやそっとでは外邪の侵入を許さない免疫力の強健な人です。
そういう人が一度 外邪に感染されると大変なことになります。
「表実」のバリケードを打ち破って入ってくるのですから、それは物凄い「寒邪」でしょう。
激しい「悪寒」に見舞われるはずです。
悪寒と発熱(衛陽の実)の両方があって太陽表実証が成立します。
そこで麻黄湯が登場するのならピッタリと証が合って、発汗が起こり解熱します。
このような証はそうざらには無いはずです。
しかし実際には麻黄湯でインフルエンザが治ったという報告が沢山あります。
悪寒がたいして無くて発熱だけがある人に、ただウィルスの型が合っているからという理由だけで麻黄湯が与えられているのではないでしょうか?
証を無視した選薬だと漢方とは云えません。
麻黄湯は発汗剤の中でも俊剤ですから、間違えると必ず副作用がある事を忘れてはなりません。

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